お盆が過ぎると暑さもひと段落。
しかし、ここから台風の季節と、秋に向けて雨が多くなるシーズン。また、カビに悩まされる時期がやってきます。
今回は、いろいろな衣類や生活用品のカビ対策でも、ちょっと忘れがちな「ベッドフレーム」「マットレス」のカビ対策をお届けします。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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ふとんを万年床にしていると、床やふとんがカビるのと同様に、ベッドに敷かれたマットレスや床板・ふとんだって同様。条件が整うとカビが発生します。
カビの発生原因は「栄養素」「温度」「湿度」です。この3つが揃うと生えてきますが、一つでも条件が足りないとカビは発生しません。だからこそ、日ごろの注意が必要なのです。
カビはアレルギー疾患の原因だけでなく、肺真菌症やカビ肺炎などを怖い病を引き起こす原因でもあります。
いますぐにできるカビ対策として、一番コントロールしやすい「湿度(湿気)」を除去。
ベッドの周辺に空気の流れを与えることから、考えていきましょう。
ベッドの設置場所はどこですか?
ベッドにカビが生えないのは、ベッドの下の空気が常に流れていること。これが必須条件です。
したがって、ベッドを壁際や部屋の隅に設置していると、どうしても空気の流れができにくくなります。
たとえ四隅に設置するとしても、壁際から10ー15センチは離してください。このたった10センチでも空気の流れはできます。
昼間は掛け布団は剥いで、マットレスの乾燥をしましょう。見た目は掛け布団がきれいにかけてある方がきれいですが、昨夜かいた汗が蒸発しても、マットレスとふとんの中を行き来しています。
室内でのふとん干しは、パイプハンガーラックなどを活用すると良いでしょう。
お部屋の掃除の時など、こまめにマットレスを立てかけてるなどして、ベッド本体や床板の除湿を行いましょう。
できれば、エアコンの冷房や除湿などの空調と合わせて。部屋の湿度が高い時は、逆に湿気を吸ってしまいます。
この床板を干している間、できれば床板の拭き掃除を。
この時、塩素系漂白剤を250倍に希釈した液を綺麗なタオルに含ませ固く絞り、それで床板を拭きます。拭いた後はタオルを水道水ですすぎ、固く絞り、もう一度水拭きして残った漂白剤を取り除きます。
250倍の希釈とは、500mlのペットボトルに塩素系漂白剤2cc(ペットボトルのキャップに半分以下・キャップ一杯が5ccです)いれた薄さです。
床や棚など拭き掃除で使用している雑巾で拭いてしまいがちですが、雑巾には他の場所を拭いた時の雑菌やカビの胞子なども含まれています。汚い雑巾で拭くことでカビが発生しやすくなるので、きれいなタオルで拭きましょう。拭き掃除が終わったら、その後も十分に乾かしてください。
ベッド周りや下の通気がとにかく大切です。ベッドの下に引き出しが付いて収納できるものも、ここには何も入れないのがベストです。
本来ならば引き出しは外したいところですが、床板の乾燥を行っている時に、この引き出しを開けて通気させてください。
体から出た汗をぐんぐん吸ってくれるのが、これらの吸湿シートや除湿マットです。
出典:セシール 湿気対策 除湿マット
安くても数千円の商品ですが、除湿されると色が変わるなど、センサーがついているものもありますので便利です。
一度使うとやめられない…と高評価の商品群です。
晴天時に窓を開けたり、空調を上手に利用するなど、他のカビの発生を防ぐためにも、部屋の除湿は大切です。
うちは大丈夫・・・と安心してはいけません。
カビはどこででも発生します。
まずはマットレスを立てかけて、床板にカビが発生していないか確かめましょう!
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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