着ている時にバッグや指輪で引っかけて、お気に入りのお洋服に引っかきキズをつけた経験ありませんか?その時のショックといえば、、、本当にトホホな気分ですよね。今日はそんな時の対処法をお届けします。
染み抜き職人の私は、シミがついても「あ!治せるもん」ってあまり気にしないんですが、ひっかき傷だけは、「きゃぁぁぁぁ。。。」って本当にヘコむんです。。。そんな傷にちょこっと手間をかけるだけで、目立たなくする事ができます。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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細い糸で編まれた薄手のニット、ゆる~く編まれたニット、ビジューがたくさんついたお洋服は引っかけやすいので、脱ぎ着する時、イスに座る時などは要注意してくださいね。ちょっとした摩擦や引っ掛かりで、糸が出てきてしまい、大きなキズを負うことになってしまいます。
表にでている糸は、見苦しいから、ハサミで切りたくなってしまいますね。でも、ニットの場合は糸が繋がっているので、ひと目を切ってしまうと、そこからポロポロと目が開いて大きな穴になってしまいます。だから、セータの糸出やほつれは、絶対にハサミで切っちゃダメですよ!
糸出を見つけたら、まず最初に、回りの目が詰まってないか?確認します。
1本の糸で編まれているニットは、一か所糸が引き出されると、横に線が入って見えるほど、糸目が詰まって見えます。まずは、この糸目を整える事が大切です。
親指と人差し指で、糸目が詰まって見える所の端っこをしっかりつまみます。それを、糸が引き出された所に向けて、つまんだまま、しごいてください。
これを、両端から2~3度行ってください。そして、糸が出ているあたりの軽く両手でつかんで、生地を張り、上下左右に生地全体を動かして編み目が動くように引っ張ってみます(ニットの生地が伸びたり縮んだりするような感じです)
これで、出ていた糸がひっこめば、軽いキズで済んだんですが、治らないならお直し用の針が必要です。
手縫いをする時に使う縫い針ですが、今回は特殊な“ほつれ補修針”を使用します。
糸を通す針穴が開いてなく、針の上半分がガサガサしてます。
使い方はいたって簡単。
①糸が出ている所に、針を刺す
②出ている糸を針のガサガサした所に絡ませて、裏に引っ張り出す
たったコレだけで、表に出ていた気になる糸を裏側に通す事ができるから、着ていてもだいぶ気にならなくなりましたね。
ちなみに針は、手芸店や100円均一ショップでも販売されています。
「完璧にひっかき傷を治したい」「何もなかったように元通りにしたい」って方は、ニットの修理をお受けしてくれるお店(お洋服のリフォーム店、クリーニング店)にお願いすれば、一目一目、糸の引っ張りを戻して、キズを消してくれます。
最後に、ほつれ補修針の使い方イメージを
よりわかりやすくつかんでいただくために商品イラストをどうぞ。
出典:クローバー株式会社 ほつれ補修針
買って良かった。
とても使いやすかった。
あると便利な商品です。
などなど、各通販サイトのレビューを読むと、この商品の素晴らしさがわかると思います。
携帯用のソーイングセットの中に忍ばせておきたい一本!
女性の皆様、いかがですか?
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あや(Aya) ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。 オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/ |
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