今日は、日本人の多くが間違っている、正しいお布団のお手入れと、やってはいけないことをお教えします。
大型店で買い物をしていると、寝具や食器などを大量に買われている方を多く見かけました。
新生活の準備でしょうね。こそっとその中をのぞいてみると「布団たたき」が入っています。
心の叫びですが
「それは買ってはいけない」
「使わないで」
・・・と、声には出ないですが。
え!?布団たたきって便利じゃん。
うちも布団干したら必ず叩いてしまうよ。
実はですね、それはやってはいけなかったんです。
それには理由があったんです。
そこで、独自の布団の洗浄システムを開発した「フレスコ」さんに、布団についてお話を聞きました。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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アレルギーとは、原因となる物質(アレルゲン)が体に入ったとき、体の防御機能が過敏に反応してしまうことを言います。
アレルギー症状は、アトピー性皮膚炎、ぜん息症の咳、花粉症などの鼻炎、目のかゆみなどを引き起こします。小児ぜん息やアトピー性皮膚炎の原因のひとつにダニアレルゲン(ダニの死骸やフン)が挙げられています。
アレルギー症状を持っている人の割合は年々増えてきています。
アレルギーの原因となるダニは
「コナヒョウヒダニ」
「ヤケヒョウヒダニ」
などのヒョウヒダニです。
この2種で家全体のダニの8割以上を占めるほど、多く見つかります。
上記2種類のダニを総称して「チリダニ」と呼びます。
チリダニの消化管にある酵素(タンパク質)がアレルギー原因物質=アレルゲンとなります。ダニアレルゲンは、ダニのフン及び死骸に多く含まれています。また、ダニのライフサイクルは非常に早く、また布団内部で死んでいくため、増え始めると大量のダニアレルゲンが布団内部に蓄積してしまいます。
布団のダニはどんどん蓄積していきます。
えさ=布団の汚れを除去しない限り、ダニの増殖を止めることはできません。
布団にたまったフケ・アカ・汗・ダニ・ダニのフン・ダニの死骸・カビは水溶性の汚れです。文字通り、水溶性の汚れは水につけこまないと落ちません。また、アレルゲンとなる物質は非常に安定性がよく、水が蒸発するように消えてなくなりません。
寝具全体を中綿までしっかり水に浸けて洗うことで、そのほとんどを除去する事ができます。ダニアレルゲンを除去するには、布団を洗うか、捨てるしか対策がありません。
汚れた布団の中綿をしっかり丸洗いし、清潔な寝具で寝る事が健康には不可欠なのです。
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アレルギーを引き起こす要因として、ダニアレルゲン(ダニの死骸やフン)が大きな原因であることや、水溶性汚れなので洗うしか取り除くことができないこともわかりました。
では、なぜ布団を干した時、ふとんを叩いてはいけないのでしょうか?
つづく 日本人の多くが間違っている 正しいふとんのお手入れ(2)へ
(文/Hideshi Mihara)
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