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きれい
2015/06/02

梅雨のふとん干し 雨上がりは午前中に干してはいけないワケ

イドカバネット

おおよそ一ヶ月間、嫌な梅雨がやってきます。

梅雨時は、衣類にもカビや劣化など、湿度の影響で繊維製品も大きなダメージを受けやすい時期。中でも、外に干すことができない「ふとん」の湿気をどう取り除くのかが、大きな課題と言えます。

下に続く


 

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梅雨時期は、ふとんが一番カビやすい


寝ている間にコップ一杯の汗をかくといいますが、それらはふとんに吸湿されて湿気が蓄積されます。

梅雨時期の場合、畳の上にふとんを敷き一週間もすれば、畳には黒カビが大量に。

こうさせないためにも、万年床は絶対厳禁。そしてあらゆる手段を用いて、何としてもふとんの中の湿気は取り除かなければなりません。

梅雨時期のふとんはカビやすい

ふとん乾燥機を使って強制除湿

電気代がかかりますが、ふとん乾燥機を使って強制的に除湿してしまう方法がベストな選択肢でしょう。

ふとんの間に敷く手間がかかりますが、風を送り湿気を飛ばしてしまうこの方法は、ふとんの中や細部までしっかりと乾燥することができます。

また、この方法ならダニ対策も万全です。

しかし、温風で乾燥した後にしっかりとクールダウンしないと、夜中暑苦しくて寝れません。


このようにふとんの温度を制御してくれるものもあります。
ふとんの温度を制御
出典:三菱電機 ふとんクリニック

ふとん乾燥機の使用は午前中を目処にし、午後から夜までの間は、しっかりと冷やしましょう。

また、ふとん乾燥機のデメリットは、何枚もあるふとんを一つずつ乾燥させなければならない欠点。これは避けられません。


ふとん専用の除湿シート(マット)をつかう

ニトリのシート
出典:ニトリ 除湿シート

ふとんの下に敷くタイプのシート(マット)で、ふとんに吸われた湿気をそのシート(マット)がさらに吸って取り除いてくれます。

この方法は、除湿シート(マット)は干して乾燥させればまた利用可能で、洗濯できるものが主流ですので、丸洗いで清潔に保つことができます。

使い捨てタイプの吸湿シートもありますが、コストパフォーマンスはよろしくありません。

どちらもデメリットは、ふとんの中の湿気を完全に取ることができない点です。



除湿機を使い、室内にふとんを干す

洗濯王子おすすめの除湿機の活用です。

洗濯王子の美服のヒケツ ー洗濯における、除湿機の使い勝手は?ーhttp://ameblo.jp/sentaku929/entry-10602684732.html

最近の除湿機は高性能で、部屋の中の湿気をグングン吸い取ってくれます。

洗濯物の部屋干しの場合は、外部からの湿気流入が少なく機密性の高い、お風呂場と脱衣場で洗濯物を干して除湿機を稼働させるのがベストですが

ふとんの場合は専用の物干しを利用するか、室内に立てかけるなど工夫しつつ除湿機を動かします。

利点は何枚ものふとんを一度に乾燥させることができる点と、乾燥後もふとんに熱がこもらないこと、これは最適です。

反対にデメリットは、機器本体のイニシャルコストと、それなりに時間が掛かるためランニングコストとしての電気代。また、水を捨てる手間をどう考えるかくらいでしょうか。


ふとんを干す時間帯を工夫しなければならない梅雨時期

ふとんを干すための理想的な時間はご存知ですか?

こちらの記事にもあるように、夏場と冬場ではふとんを干す時間帯も変わってきます。

201412-Mika-Futon-cover.jpg
ふとんを干す最適な時間。夏場と冬場で違うのをご存じでしたか?

しかし、雨が続いたあと、つかの間の晴天!すぐにふとんを干したくなりますが、そんな梅雨時期のふとん干しは、ちょっと気を使わければなりません。

梅雨時期の雨上がり日は要注意

それは、雨上がりの午前中は湿度が極めて高く、この時間帯にふとんを干してしまうと、逆に空気中の湿気を吸ってしまいかねません。


なぜなら、太陽光により地表から蒸発した湿気の多くが、この時間帯に空気中に多く漂うからです。




どうですか?

意外と気を使う、梅雨時期における「ふとんの湿気・カビ対策」

あなたのベストな方法、見つかりましたか?

今年は私も奮発して、除湿機を買おうと現在機種選定中です。


<関連情報> ふとんに関するイドカバネットの記事。こちらもよく読まれております。
20150406-Mihara-photo3.jpg

日本人の多くが間違っている 正しいふとんのお手入れ(1)

20150406-Mihara-photo4.jpg

日本人の多くが間違っている 正しいふとんのお手入れ(2)

20150522-Aya-cover.jpg
その圧縮シワ戻りませんよ!ふとんや衣類圧縮袋の正しい使い方








この記事を書いた人
関 誠(Makoto Seki)
ゼンドラ株式会社・代表取締役

クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。
オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp

 






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