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きれい
2015/07/24

実は習ったことがない!「拭き掃除」の基本と裏ワザ教えます

イドカバネット

「拭き掃除の基本」 意外と習ったことがないものですね。


絞り方についてはいろいろあるようですが、実はそれよりももっと大切なことが意外に知られていないような気がします。


といっても・・・
「廊下を雑巾がけして心を磨こう」ということではないですよ


「体を動かすこと」と「汚れが落ちてキレイになること」。似ているようで、実は必ずしも同じではありません。


ビルや駅のトイレで、背伸びしたりジャンプしたりしながら一生懸命に拭き掃除している人を見かけますが、意外にも拭きムラができていたり、汚れが落ちていないことが多いもの。


中華料理屋さんのテーブルで、目の前で元気なおねえさんが、力いっぱいガーッと拭いてくれたのにべたつく、というのもよくあることですね。


つまり、
「無駄に体を動かすのをやめよう」なのです。


下に続く


 

電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適

呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」


 

宅配・保管クリーニング(ラクリ)・株式会社ルビー
宅配・保管クリーニング(ラクリ)

 


 




さて、「( 水の ) 拭き掃除」。


別の言い方をすればどうなると思いますか?「キレイにすること」?ちょっと違うんです。

 

答えはふたつ。
1 水溶性の汚れ ( お茶、ジュースなど )を水に溶かすこと。
2 固形の汚れ ( ホコリ、砂など ) を運ぶこと。


1 で注意することは、何度もすすぐ、ということ。

タオルの同じ面で一度拭いただけでは、汚れが水に溶けた「汚水液」の状態。このまま乾くと、ムラになるのです。

真水になるまで面を替えて、2~3回は繰返し、しっかり拭くのがポイントです。


2 は、運ぶだけ、ということ。決して「消して」くれるわけではありません。

洗面所の床などはグルグルいろいろな方向に拭くと、汚れがあちこちに飛んでいってしまいます。そのまま乾くと、一生懸命に拭いたのにザラザラ。除雪車で雪を運ぶように、まっすぐ一直線、運んだらちゃんと捨てるというのがポイントです。


ここで、拭き掃除のコツをまとめておきましょう。

ポイントをきちんと押さえて、静かにラクにキレイにすることができるといいですね。

  • タオルはわしづかみにせず、手の大きさ程度にきちんと四角くたたむ。
    ( 一般的な温泉タオルの大きさなら、八つ折りです )

  • はじめはゆるく絞って ( 水分たっぷり ) 、直線ひと筆書きでゆっくり進む。

  • 部分的にガンコな汚れがあるところは、人差し指でゆっくりこする。

  • 肩幅ぐらいで往復。
    ( 肩を中心にワイパーみたいに広く動くと疲れます・・・ )

  • 一往復ごとにタオル面をひっくり返してキレイな面を出す。

  • 2回目は少し硬く絞って ( 水分やや控えめ ) 、1回目より速く進む。

  • 3回目は硬く絞ってスピーディーに拭く。

  • ツヤのある素材の場合はからぶきをする。
    ( ステンレス、ガラス、プラスチックなど )

  • からぶきはタオルをわしづかみにして、空気を含ませるように手首を振る。

  • マイクロファイバークロスでからぶきしたらツヤが出るし、軽い油汚れならキレイになる。


この「拭き掃除の基本」を身につけると、お掃除がぐっとラクになります。


どんな場所も、どんな汚れも、いつでも「拭き掃除」。

ガスレンジも、調理台も、窓も、洗面台も、ドアも、壁も、床も・・・。特に、リビングやトイレ、洗面所の白い壁は意外に汚れていて、サッと拭くだけでもとても明るくキレイになります。


「どうしたら完璧にキレイになるか?」なんて、あまりマジメに考えない。「拭く」ができるだけでも上等です。


キーワードは「そこそこ」。
「汚れ」ではなく「あなた」が主役。

目の前にある汚れを完全に落とせないからって、へこむことはありませんよ。









この記事を書いた人
響城 れい(Rei Hibiki)

ワーク&ライフイノベーター ( 女性活躍推進コンサルタント )
株式会社ダブルビーイング 代表取締役社長



神戸大学卒業。兵庫県立神戸高校卒業。兵庫県芦屋市出身。菊正宗酒造株式会社人事課勤務。子育て中に30歳で再就職。ハウスクリーニング運営20年、2,000件以上を施術。北海道ガス関連会社のハウスクリーニング事業の立上げを指導。現在は全国各地で年間200回以上の講演、研修を受託している。

オフィシャルサイト http://hibikirei.com/

 






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