「家事を変えれば仕事はもっとうまくいく」がモットーの響城 れいです。
「掃除」といえば
目からウロコの裏ワザを期待してしまいますよね。
「これを使えばアッと言う間にみるみる落ちる!」みたいに…
でも。
ハウスクリーニングを20年運営し、3,000件以上のお家に伺って、気がつきました。
「この家だから、掃除が大変なんだよな〜」
「この家だから、悩みが尽きないんだな〜」
春に向かって家を建てたり引越しをお考えの方。
予算や立地、広さ、間取り以外にも
「掃除しやすさ」というモノサシで家を見てみましょう。
今回は「家具の配置」という切り口で。
せっかく「掃除しやすい家」を選んだり造ったりしても、実は家具の置き方ひとつで「掃除しにくい家」に逆戻り?!してしまうことがあります。
その「あるある」事例をご紹介しましょう。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
家具は、普通は壁に付けることが多いですね。
だから、家具の奥行きがバラバラの場合は前の線が凸凹とふぞろいになります。
この置き方には、3つのデメリットがあります。
その1
見た目がガタガタして美しくないこと。
その2
前の線が凹凸しているので掃除機をかけづらいこと。
その3
壁と家具が密着するので家具の後ろの風通しが悪くなること。
家具の前の線をそろえてみましょう。
見た目はスッキリ、掃除機をかけやすく、家具の後ろにも風が通り、カビが生えにくくなりますね。
意外に汚れるのがエアコン。
フル回転の季節は、月に一度はびっしりとホコリのついたフィルターを洗い、2年に一度は真っ黒になった内部の分解洗いをしたいもの。
ところが、ここで泣かされるケースが多いのです…
吹き抜けの家では、とんでもない高所に壁付きエアコンが設置されてしまうことがあります。
専門家は、暖房の時の「熱効率」を考えるようですが掃除するのはあなたです。設置してから「掃除できないやん…」と泣かないように、高さはちゃんと話し合いをしておきましょう。
エアコンの下は、椅子に乗ってラクラク作業ができるように、なるべく何も置かないようにしましょう。
困った例は…
高いチェストの上に薄型テレビやトロフィーが林立し、それをどけないとカバーが開かない。
ダブルベッドが鎮座し、脚立も椅子も立てられないのにエアコンに手が届かない…
大がかりなふかふかソファ。
足元が不安定で、作業が面倒。
転んで、手に持ったフィルターを壊したという例も…
食器棚、グランドピアノなど、簡単には動かせない
重量級がエアコンの真下に…
さあ、どうする????
「掃除しやすさ」とは直接関係がありませんが、熊本地震に遭遇した体験からひとつ。
ガラス扉の家具の配置です。
万一地震でガラスが割れて砕け落ちても避難路(玄関に向かう通路)を妨げないような場所と向きを考えましょう。
もちろん、取手にロックを掛ければより安心ですね。
ついでに、中身も少し減らしてみましょうか。
響城 れい(Rei Hibiki) ワーク&ライフイノベーター ( 女性活躍推進コンサルタント ) 神戸大学卒業。兵庫県立神戸高校卒業。兵庫県芦屋市出身。菊正宗酒造株式会社人事課勤務。子育て中に30歳で再就職。ハウスクリーニング運営20年、2,000件以上を施術。北海道ガス関連会社のハウスクリーニング事業の立上げを指導。現在は全国各地で年間200回以上の講演、研修を受託している。 オフィシャルサイト http://hibikirei.com/ |
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