ワイシャツの襟の汚れや頑固な汚れ。洗濯機を回してもなかなか落ちない、ということがあるかもしれません。
洗濯のする機会の多い年末、服の汚れもすっきりさせたいですよね。
最近の洗濯機の進化は、クリーニングのプロ、洗濯のプロから見れば凄いの一言です。しかし、残念ながらその機能を使いこなす人は少ないのではないかと思います。洗濯は、洗濯機がしてくれるから「楽チン」と思っておられる方はおられませんか?全自動洗濯機にまかせておけばよいと思っておられる方はおりませんか?
ちょっと待って下さい!
残念ながら洗濯機に全部お任せというだけでは、その機能を使いこなしているとはいえないのです。洗剤、漂白剤、柔軟剤の力もフル活用しないと、家庭洗濯の効果を最大限に発揮することはできません。
オーケストラに例えれば、洗剤、漂白剤、柔軟剤は楽団員です。
洗濯機は洗剤や漂白剤柔軟剤を束ねるコンサートマスターです。そして、あなたは洗濯機を使う指揮者だと考えていただけるとよいかと思います。指揮者が正しい指示をしなければ、調和のとれたダイナミックな演奏は出来ませんね。
まず、指揮者のあなたが洗剤、漂白剤、柔軟剤のことをよく知って、コンサートマスターの洗濯機に正しい洗い方指示しなければなりません。
ちょっと理屈っぽくなりますが、2〜3分で読めますのでお付き合いください!
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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ランドリーの4要素です。
①洗濯機の叩きや揉みなどの機械作用
②洗剤、アルカリ剤、漂白剤などの物理的、そして化学的作用
③洗濯温度の作用
④洗濯時間の作用
です。
これからわかることは、綺麗な洗濯をするために洗浄力のある洗剤が必要だということです。
きれいな洗濯をするための優先順位は
(1)洗剤などの化学的作用
(2)洗濯機の機械力
(3)洗濯時間
(4)洗濯時の水温
の順なのです。
もう一つわかることは、4つの要素のバランスの問題です。
機械力を強くすると綺麗に洗うことが出来ます。
しかし一方で、機械力を強くすると、洗う物をいためることになります。
そこで、機械力を弱めても綺麗に洗うには、やはり、洗剤の洗浄力が必要になります。一方で、洗浄力のある洗剤は、洗う物をいためる原因にもなります。それは通常の洗剤でオシャレ着を洗うとダメにすることからもわかると思います。
洗う温度も同じです。
水温が高ければ、洗剤の洗浄力はアップします。
しかし、水温の上がり過ぎは、洗う物をいためます。
洗う時間は、グラフからわかるように最低でも10分は必要です。漂白剤の力を活用する時は、時には20分間は必要になります。
漂白剤も考えて使用する必要があります。
漂白剤は、大きく分けて2種類の漂白剤がありますが、酸素系の漂白剤と塩素系の漂白剤です。塩素系の漂白剤は、色素を破壊して白くします。そのため色ハゲの原因になります。そこで、通常の洗濯には、酸素系の漂白剤かお薦めです。
また漂白剤には液体と粉末のものがあります。
どちらの漂白剤も色柄に使うことができます。水温の低い冬には、比較的低温でも効果のある粉末のものが良いかと思います。
柔軟剤は、いろんなタイプのものが市販されています。
目的にあったものを選ばれたら良いと考えます。
ただ、言えることは、量を間違えないことです。使い過ぎると、逆に風合いを損ねるからです。
これらの要素を考えて家庭洗濯をされると、いままで落ちなかった汚れも落ちるかもしれません。
こんなことを考えるのは面倒くさいし難しいと思われるかもしれませんね。
だから、クリーニングのプロ、洗濯のプロが必要になるのではないかと私は思っています。
![]() クリーニング寿 店主 目指すは「衣類のお医者さん」。品質を重視して、京都市東山区で染み抜き実績60年。地元の小中一貫校のブラスバンドの無料クリーニングも行うなど、地元の社会的貢献にも務めています。服を大切にするみなさんのお困りごとを解決していきます。 オフィシャルサイト http://www.クリーニング寿.com |
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