え! 冬なのに洋服にカビが!?
クリーニング店には、洋服についての色々な相談が持ち込まれます。
買って初めて着たのに、
食事中に○○のシミをつけてしまった。
「もう、悲しくて」
というような、洋服についた様々なシミの相談は、
よく受けます。
そして、意外かも知れませんが、
年間を通じて多い相談は「カビ」に関する相談です。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
宅配・保管クリーニング(ラクリ)
カビが生えた洋服の相談はもちろんのこと、カビ防止対策の相談も多いです。
洋服の汚れや洋服の素材成分を栄養として、カビが生えます。そして、カビが生えると洋服を傷めることになります。また、洋服の素材、洋服の色によっては、技術のあるクリーニング店でも困難な場合もあります。
大切なことは、カビを生えさせないことです。
そこで、
カビの生える条件と予防策をお伝えします。
カビが生えるには、条件が4つそろう必要があります。① 栄養分(衣類そのもの、衣類についた汚れなど)
② 湿度20℃~30℃。
③ 湿度80%以上
④ 酸素
梅雨の時期は、このような条件がそろいやすい時期ですが、
お正月のお餅にカビが生えるように、暖房などを使う冬の家庭内も4つの条件がそろいやすいのです。
カビの予防策。● 衣類を洗う
① 栄養分をなくすために、一度袖を通したものは、必ず洗う。
② 汚れやシミは、できるだけ早く取り除く。
●湿度を減らす
① 風の通りを良くするために、詰め込み収納を減らす。
② 押し入れなどの収納場所では、スノコなどをつかって、奥にも隙間を作り、空気の流れをつくる。
③ 除湿器で、湿気を減らす。特に、コンクリート造りのマンションのクローゼットには有効。
④ クリーニングのビニールカバーは、湿気がこもるので外して保管する。
● 酸素を遮断する。
① 脱酸素剤入りの収納袋に入れて保管する。
以上のような対策がありますが、
いちばんは「こまめに衣類をチェックすること」です。
また、
このような対策をお伝えするのも、
クリーニング店の大切な仕事かもしれません!
この記事を書いた人
亀田晋一(Shinichi Kameda) クリーニング寿 店主
目指すは「衣類のお医者さん」。品質を重視して、京都市東山区で染み抜き実績60年。地元の小中一貫校のブラスバンドの無料クリーニングも行うなど、地元の社会的貢献にも務めています。服を大切にするみなさんのお困りごとを解決していきます。
オフィシャルサイト http://www.クリーニング寿.com |
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