色んな取材を受けていると、取材元のライターさんからよく言われる言葉のひとつ「お家でドライクリーニング」。クリーニング店さんにとっては、違和感のある言葉なんですが、なかなか違いが知られていないようですね。
そこで、今回は、「お家でドライクリーニング」と「クリーニング店のドライクリーニング」の違いをお話します。
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洗濯機の「ドライコース」を選び、洗剤は「ドライマークが洗える洗剤」を使用して洗濯する方法です。
主に、弱水流で、脱水時間が短く、衣類に負荷がかからないため、デリケートなお洋服を洗う事ができます。ちなみに、「手洗いコース」よりも、もっとソフトな洗い方をする洗濯機が多いようですね。
◇洗濯時に必要な物
・水
・ドライマークが洗える洗剤
・ドライコースが選べる洗濯機
石油系溶剤で洗うため、専用のドライクリーニング機械と専用の洗剤が必要です。匂いは、ガソリンスタンドのような独特の臭いがします。
また、溶剤は、排水出来ないので、循環し、常に溶剤をろ過させながら、きれいな状態をキープします。
洗い上がり後の衣類は、完全乾燥をさせないと、皮膚トラブルを招きます。
◇洗浄時に必要な物
・石油系溶剤
・ドライクリーニング用ソープ(洗剤)
・ドライクリーニング機械
・乾燥機
クリーニング店のドライクリーニングは、「お水を使いません!」まず、大きく違うポイントですね。
そして、専用の機械や環境が整わないと、クリーニング店のドライクリーニングを行うことは出来ません。お水の中にドライマークが洗える洗剤を入れても、クリーニング店のドライクリーニングにはなりません。
『では、「お家でドライクリーニング」って、プロから見たらどんな洗い方なの?』 と、疑問に思われた方もいると思いますが、一言で表すと『丁寧な水洗い』です。
ドライマークが洗える洗剤の中には、色止め剤や、加工剤などが多く含まれており、お家で洗っても縮んだり、風合いが変わったり、色が出るのを最小限に抑えてくれるような洗剤になっています。洗濯機のコースも、優しく洗うので、衣類のねじれを防いでくれます。
とにかく、丁寧に丁寧に洗ってくれる水洗い方法です。
秋冬になると、お家で洗えない衣類も増えてくるので、しっかり洗濯絵表示と素材表示を見極めて、「おうちでドライマークのお洗濯する物」「クリーニング店に持って行く物」を見極めましょうね。
迷った、失敗したくない、今年買った服は、プロにお願いする事をオススメします。
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![]() ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。 オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/ |
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