さくらの開花宣言も出て、いよいよ春到来です。毎年、この季節はジーンズが多く出回りますね。今回は、ジーンズソムリエのあやが、ヴィンテージジーンズで使われる用語についてお話します。
アタリやヒゲと呼ばれる、白く擦れた部分ですが、場所によって呼び名が変わるのを知っていますか?
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◆ ヒゲ
ジーンズの着用により、太もも付け根あたりにシワがこすられて左右に広がる線状のアタリ(色落ち)が発生します。このシワの部分が猫のヒゲのように見える事から「ヒゲ」と呼ばれました。

(写真:
http://edwin-ec.jp/)
◆ 鬼ヒゲ
太ももの付け根あたりのヒゲが濃淡はっきりと、たくさん発生している状態。特にしっかり糊つけされた生デニムから育てられたものは、素晴らしい鬼ヒゲになっている事が多いです。

(写真:
http://edwin-ec.jp/)
◆ ハチノス
ハチノスは、足を曲げた時に、膝裏にシワができ、そのシワが擦れることによって作られる多角形状の色落ちです。見た目が蜂の巣に似ている事からそう呼ばれています。スリムなジーンズを履いた方が出やすく、洗濯回数を減らして着用された方が、はっきりと出ます。ただし、ストレッチジーンズで表現するのは、かなり難しいです。

◆クロッチリベット
ヴィンテージによく見られる、股の部分に打ち込まれたリベットのこと。リベットは破れやすい所への補強のために打ち込まれている事が多いが、縫製技術が進むにつれて、使用される箇所が減っていった。また、別の説では、たき火で火傷をする人が多かったとも?
今回ご紹介した用語は、ほんの一部です。
新しいジーンズを買う時に、どれか一つのでも当てはまれば、ヴィンテージを意識したジーンズになっている事間違いなし!ですね。
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この記事を書いた人
あや(Aya)
ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。
オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/
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