定番アイテムのジーンズには、他のパンツと違う様々な特徴があります。
今回は、ジーンズに使われる金属の付属品についてジーンズソムリエのあやがお伝えします。
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定番ジーンズ(5ポケット型)前部分には、小さなコインポケットを含め通常6個のリベットがついています。商品によっては、後ろポケットにもついていたり、隠しリベットが打ち込まれている事もあります。
リベットは、厳密にいうと「リベット」という釘の頭のような部分と、それを受け止める「バー」(止め座金)という部分から成り立っています。ゆえに、正式名称は「リベットバー」と言われます。
一番最初に、リベットバーを使用したのは、仕立て屋のヤコブ・デイビズが「リーバイス」社に、馬具に使う「鋲(びょう)」で破れやすいポケット口を補強するアイデアを持ち込んだのが始まりと言われています。
その後、特許権を取り、リベットをつけたパンツを販売したところ、たちまち爆発的な人気を得ました。
◇ タックボタン (Tack Button)
ジーンズのフロントボタンとして使われている金属製のボタンの事。
ネオバー、トップボタンとも言いますが、国際的に通用するのは、「タックボタン」です。
糸で縫い付けるのではなく、上下2つのパーツに分かれています。
昔は、サスペンダー用に腰回りにも4~6ヶ所のボタンが使われていましたが、1920年代からファスナーの導入が始まって、今では昔の名残で「トップボタン」と呼ばれるウエストの前のボタン1ヶ所だけになりました。
◇ 専用の機械を使う
この2つの金属製付属品は、専用機械を使って打ち込みます。
機械は、足踏み式の物、ハンドプレス式の物があり、最近ではオリジナルジーンズとして、リベットやタックボタンを選ぶサービスを展開しているショップもありますね。機械の上下にお気に入りのタックボタンをセットして、ガッチャンと打ち込むイメージです。
児島で足ふみ式も、ハンドプレス式の両方を体験しましたが、どちらも想像していたよりも楽に打ち込む事ができました。
初めての体験だったので、息を止めて打ち込みましたけど。(笑) ゆるキャラが出来るぐらいの力で打ち込むことができそうですね。
YouTube・ももっちが行く 体験!発見!おかやま『ジーンズのリベット打ちの巻』
じつは、リベットバーやタックボタンは、ジーンズの年代を表す付属品でもあります。
作られた時代によって、形、材質、刻印などが異なるため、ヴィンテージジーンズを見極める一つのポイントにもなっています。お気に入りのジーンズを探すには、タックボタンやリベットにもこだわりたいですね。
あや(Aya) ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。 オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/ |
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