冬場に特に注意!衣類が変色しているかも?
ガス退色(衣類の染料の色が変わる?!)のお話
突然ですが、あなたの
・アセテートのワンピース
・ナイロン素材のダウンジャンバー
・濃紺の綿・麻のジャケット&ズボン
これらは大丈夫ですか?
外でも家でも実は空気中にいろいろなガスが漂っておりますが、あなたの衣類に悪さをしているかもしれません。
外では自動車の排気ガス、工場から排気ガスで、おうちでは、石油ストーブ、給湯器などからです。寒い冬は特に室内を温めるため多くのガスが存在します。
ガスの名前は「酸化窒素ガス」や「亜硫酸ガス」等で、これらのガスは空気より重い性質で、換気していないと低いところに溜まる性質があります。
「いやいや部屋の中は、いつもエアコンやストーブの風、換気扇で循環していますよ!」という方もおりますが、実は意外と、押し入れや、ウオークインクローゼットなど、出入りがないところ、窓がないところに溜まっているのです。
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ガスには長時間当たっていないと衣類の変色はしないのですが、そういう場所はなかなか換気ができていません。特に冬場に石油ストーブを多用し、冬物の衣類を暑い時期に長期間保管して使うので開けて見たら変色しているケースが多いのです。
これらの予防策として、
(1)衣類の保管には、通気性のある防塵カバーを使用する。クリーニング後のポリフィルムを使用しない。
(2)クローゼット、タンス、押し入れを1日一回換気する。低いところを扇風機の風を当てる。
(3)衣類を、たまに保管場所から出して陰干しする。
(4)ガスの発生する元である。石油ストーブや給湯器の近くで衣類を保管しない。
という対処方法があります。
一回変色してしまうと、衣類の染料自体の色が変わるので、洗濯では落ちませんので要注意。
「衣類の色が変わっている?」のは汚れではなくガスが原因の場合があることを知っていてください。
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(文/Yoshihiro Tamura)
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