こんにちは。今日の担当はみかです。
私たちが毎日のように手にするペットボトル。
最近では透明のボトルしか見かけなくなったのはお気付きでしたか?
それは、ペットボトルの再生利用のためだったんです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
ペットボトルが清涼飲料水に認可されたのは1982年で、一般的に使われるようになったのは、飲料業界が1リットル未満のボトルの使用の自主規制を撤廃した1996年以降になります。
また、2001年4月にはリサイクルの効率低下を防ぐために色つきのペットボトルの使用を自主的に廃止する、と飲料業界で決められました。
では、ペットボトルの再生品ってどんなものがあるのでしょう?
まず、リサイクルの状況によりマテリアルリサイクルとボトルtoボトルに分れ、マテリアルリサイクルは次の3つに分けられます。
・シート(クリアファイル、たまごのパック、いろんなパッケージ等)
・繊 維(スーツ、バッグ、風呂敷、カーテン、ランドセル、マット等)
・成型品(バスケット、洗剤ボトル、ボールペン、ハンガー、ゴミ箱等)
ボトルtoボトルはペットボトルに再生することです。
PETボトルは例えばよく知られているプラスチックと同じ原料からつくられているのです。
「プラスチック」の代表選手は、ポリエチレン、ポリプロピレン、プラモデルなどに使われるポリスチレン、繊維に使われるナイロン、ポリエステルなど。このうち、PETボトルはポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)からつくられます。
ですから素材的には、ワイシャツやブラウスなどの繊維や食品包装フィルムと兄弟にあたるわけです。PETボトルの原料は、石油からつくられるポリエチレンテレフタレートと呼ばれる樹脂です。英語でPOLY ETHYLENE TEREPHTHALATEと書くため、その頭文字をとって「PET(ペット)」と呼んでいるのです。
http://www.petbottle-rec.gr.jp/basic/what.html(ペットボトルリサイクル推進協議会HPより)
う~ん…今の世の中は本当に石油製品が多いですね。
ペットボトルとポリエステル繊維は兄弟関係になるなんて不思議がいっぱいです♪
ではペットボトルが繊維になるまでの様子を、帝人フロンティア株式会社さんの再生繊維「エコペットR」から概略を説明させていただきます。
・回収されたペットボトルを「破砕」します。
・その「破砕物」を造砕すると「ペレット」になります。
・ペレットから「綿」(短繊維)と「紡績糸」を作ります。
・製品に応じて使い分けます。
http://www2.teijin-frontier.com/sozai/specifics/ecopet.html
(帝人フロンティア㈱エコペットRシリーズホームページより)
ペットボトルのリサイクルはずい分根付いてきましたが、まだまだ分別がきちんとされていないものも多いようです。
ペットボトルのキャップやラベルは別素材(ポリエチレン、ポリプロピレン等)なので外し、中を水洗いします…が…これ、外しにくいんですよね。
皆さんはどのようにされているんでしょうか?
再生不可能なものは焼却処分となりますので、できるだけきれいに出したいんですけど。
これからの時期に大活躍する「フリース素材」。
実は、フリースは羊の毛を刈る時に一頭分が毛皮のようにつながってバラバラにならない状態のことで(一頭から)約3~3.5kgの羊毛がとれますが、これはほぼスーツ一着分になります。
今では、その様子から「織り目が見えないほど起毛している布」のことをいいますが、一般に売られているフリースは、その材質のほとんどがポリエステル繊維製品です。
そのポリエステル繊維にペットボトルのリサイクル繊維を使って製品化したさきがけは「パタゴニア」(アウトドア用品メーカー)のフリースでした♪
みか(Mika) 洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中! |
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