夏の終わりをちょっと感じる今日この頃、花火大会も終盤となりそろそろ浴衣を休ませる時期に近づいております。花火大会の後日は、多数の浴衣をクリーニング依頼されるのですが、私としては最近気になる異変が起きております。
それはご依頼の浴衣の仕付け糸が取れていない!
今季6件目、袖のみ、袖と裾いろいろですが、取らずに使用されている方が多いようです。
「浴衣の仕付け糸」についてご存知ない方も多いのかな?と思い書きました。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
新しい浴衣であることをアピールするためではありません。値札や、「L」「M」[S]のサイズシシールを貼ったまま着用しているようなものです。
私は買ったばかりの衣類に「L L L」と三連発で書いてあるシールを貼ったまま、1日着用してしまう失態を2〜3回やりました。妻に「自分が「L」だとどれだけアピールしたいの?恥ずかしいから本当にやめて!」と言われる次第です。
さて昔の水商売では、 旦那さんに着物は誂えてえてもらい、それをあえて仕付け糸を残し着て行き、プレゼントしてくれた旦那に、最初に抜いてもらう感謝の儀式みたいな物があったそうです。
あえて新着であることのアピールとも言えますが、私はあくまで玄人の世界の常識だとおもいます。その道の素人は、ちょっと恥かしいかも知れません。
仕付け糸は切れやすい弱い糸を使用しております。
洗うと切れてしまうこともございますが、あえてクリーニング店ではお預かりした状態でお返しするので、なるべくそのまま残します。
「ちょっと恥ずかしい~」と思った方は、ご自分で確認し、仕付け糸は取ってくださいね。「仕付け糸はそのまま、私舞妓よ!」とおっしゃる方がいれば、艶っぽいお話ですが、いずれにせよ簡単に切れちゃいますから外しましょうね。
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(文/Yoshihiro Tamura)
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