日頃の汚れが蓄積して、洗濯ではどうも白くならないな…と感じるのが、サラリーマンが毎日着るワイシャツのエリ汚れ。
クリーニング店に出すと驚くようなあの白さ!プロの技を垣間見ることができビックリしますが、金銭面からそうそう毎日クリーニングに出せない…という方も多いかと思います。そこで、少し手間はかかりますが、おうちででき、普段のお洗濯で黒ずんだエリ汚れを取り除く方法をお伝えします。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
さて、ここから、あの黒ずんだ汚れとどのように戦うのか?
高いエリ袖汚れ専用の洗剤が必要だと思いますか? いえ、違います。 その必殺アイテムが、なんてことない「洗濯用固形石鹸」 と 「少し大きめのスプーン(カレー用など)」です。
この話、耳にタコ?
もう何度も出てきているかもしれません。汚れとは3種類に分類されるいつもの話です。
油で落ちる汚れ = 油溶性汚れ
水で落ちる汚れ = 水溶性汚れ
油でも水でも落ちない(溶けない)汚れ = 不溶性汚れ
そして、エリ汚れの黒ずみの主成分は脂でしょうか?体から出たタンパク質でしょうか?
皮脂汚れも当然蓄積していますが、黒ずみの主な原因は人間の体から出たものではなく、空気中の不溶性浮遊物、つまり
「車の排気ガス」や「ホコリ」や「ばい煙」です!
首から出た汚れだと思っていましたか? 実は違うのです。
なぜ衿回りと袖口にこびりつくのか!身頃や背中にはそんな汚れはつきませんよね。
汚れる原因はこうです!
(1)首や袖口は汗をかきます。
(2)その汗に空気中の浮遊物が自然と付着します。
(3)首や手を動かす度に、その汗と浮遊物がエリや袖口にこすりつけられます。
(4)エリや袖口によごれがどんどん蓄積していきます。
他の部位より、首や袖口から多くの皮脂が出ているわけではありません。常に外気に晒され、排気ガスや埃・ばい煙汚れが皮膚に付着し、そこから繊維に移り、その部分に蓄積していくだけなのです。
エリや袖汚れは、主に不溶性汚れです。だから、洗剤や漂白剤で白くしようと努力してもなかなか落ちない。これがおうちでのお洗濯の現状です。
では、どのように汚れを落としていくのか、ここから実践です。
(1)シャツのエリを濡らし、洗濯用の固形石鹸をエリ汚れにすり込みます。
出典:ウタマロ石けん http://www.e-utamaro.com/
(2)スプーンを手に持ち、汚れをかき出すような・すくい出すような感覚で、汚れを取り除きます。
(3)スプーンの動きは細かく。力はかなり強めに。じっくり汚れをかき出します。
★ポイント
固形石鹸をすり込んだのは、繊維の奥に蓄積した汚れの滑りを良くして、かき出しやすくするためです。
(指から抜けなくなった指輪を抜くのに、石鹸水など滑りを良くして抜くのと同じことです)
要領覚えてくると、とても簡単ですよ!
・エリ汚れの多くは不溶性の排気ガスや埃・ばい煙など
・溶けない汚れなので、物理的な力で取り除く
・スプーンが一番/洗濯用固形石鹸は一つあると便利です
エリ汚れ専用の液体洗剤も売られておりますが、スプーンを使ったこのシンプルな手法。ぜひ一度お試しください。
このスプーン技を覚えると、絶対に「洗濯ブラシ」が欲しくなります。スプーンよりも洗濯ブラシの方が断然きれいになりますから。
毎日の洗濯を楽しく♪♪ そしてキレイな衣生活を♪♪
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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