クリーニング店の正しい利用方法とは?
衣替えの季節は来シーズンも笑顔で衣類と出会うためにも、衣類を収納する前には適切なお手入れが必要です。
家庭洗濯するにしても、プロのクリーニング店に依頼するにしても、お手入れが必要です。
その時に必要になるのが衣類に縫い付けられている取扱表示です。
先日、ある季刊紙の企画で40代、50代の主婦の方と対談させて頂きました。
「家庭洗濯される時に、取扱表示を見ますか?」と尋ねたところ、「ほとんど見ない」と答えられました。
少し驚きです。
お気に入りの衣類を永く楽しむためにも、初めてお手入れされる時には、取扱表示を見て頂きたいものです。
平成28年12月より、新しい取扱表示に変わりました。イドカバネットに記事が掲載されていますのでぜひ参考にしてください。
さて、表題の「クリーニング店の正しいクリーニング店の利用方法とは?」です。
そんなのあるの!と言われるかもしれませんね!
お医者さんにかかられる時にも、正しいかかり方があるように、クリーニング店の利用方法もやはりあるのです。
私は、クリーニング店は「衣類のお医者さん」だとお客様にお伝えしています。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
宅配・保管クリーニング(ラクリ)
皆さん、お医者さんへ何のために行かれますか?
決まっていますよね!病気を治してもらうためです。
そこでの会話は、お腹が痛い。差し込むように痛い。頭が痛い。ずきずき痛い。ガンガン痛いなど様々です。そのような会話があって、適切な治療方針が決められます。
クリーニング店に依頼される衣類は、「何らかの病気」にかかったものだと思います。
病気によって、治療(処理)も違えば、治り具合(仕上がり具合)も異なります。お客様がクリーニング店に衣類のお手入れを依頼される時、その衣類をどのようにしてほしいのかをクリーニング店に伝えるのが、正しい利用方法なのです。
確かに、目立った汚れ、シミのない衣類のお手入れを依頼されるのも事実です。これなど、医療に例えるなら「人間ドック」にあたるかもしれません。
例えば
・襟が黄ばんでしまった。
・どこそこに食事中についた汚れやシミがある。
・保管中にカビが生えてしまった。
・襟のプレスはソフトにしてほしい、などお客様の要望は様々あると思います。
それをクリーニング店に伝えなければわかりません。
どんなに治療しても治らない病気があるように、お客様の要望をすべて叶えることは出来ません。
しかし、要望を聞いてくれないクリーニング店があるなら、そのようなクリーニング店は利用すべきでないと思います。お客様の望まれる思いとクリーニング店の思いとのギャップがクリーニング店の不信になると思います。
ホームドクターがあるように、
衣類のお手入れについて、何でも相談できる「私の家のクリーニング店」を持つことが、お気に入りの衣類と永くお付き合い出来る一番の方法だと思います。
この記事を書いた人
亀田晋一(Shinichi Kameda) クリーニング寿 店主
目指すは「衣類のお医者さん」。品質を重視して、京都市東山区で染み抜き実績60年。地元の小中一貫校のブラスバンドの無料クリーニングも行うなど、地元の社会的貢献にも務めています。服を大切にするみなさんのお困りごとを解決していきます。
オフィシャルサイト http://www.クリーニング寿.com |
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