衣類は、汚れると繊維の隙間の空気層が覆われて、断熱効果が失われ保温性が低くなります。また、湿気を吸収しやすくなるので、体温を奪うのです。
ウールやカシミヤなど、獣毛製品の脇のあたりを触ってみると、他の部分に比べて、ちょっとゴワゴワという感じになっていませんか?
脇の下の汗を吸収すると、獣毛のスケールが開いた状態になり、生地の中で、獣毛繊維が引っ掛かって互いにからみ合います。この状態のまま腕を動かし続けることによって、生地が縮んでしまい、ゴワゴワという感じに硬くなってしまうのです。洗濯でウール製品が縮む理由です。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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ウールはなぜ他の素材に比較して温かいのでしょう。
ウール繊維にはクリンプといわれる細かな縮れがあります。この細かい縮れが絡み合って空気の層をつくっています。
全体の容積の約60%は空気の層であるといわれています。デッドエアーといわれるウールに包まれた空気の層は断熱性が高く、外気の温度を体に伝えにくくします。
また、ウール繊維は合成繊維の5分の1、綿の2分の1程度しか熱を伝達しません。このことから、体温が奪われにくく温かいのです。
汚れると、ウール繊維どうしが密着するようになり、空気の層がつぶれてしまいます。このため、ふんわりとした状態に比べて、冷たく感じるようになります。
衣類は、汚れると繊維の隙間の空気層が覆われて、断熱効果が失われ保温性が低くなります。また、湿気を吸収しやすくなるので、体温を奪うのです。
いつも、クリーニングしたばかりの服を着ていると、繊維はふんわりとふくらみ、清潔で温かな衣生活を過ごすことができます。
セーターにカーディガン、背広にベストで重ね着ファッション 清潔なセーターに、カーディガンを羽織る。スーツの下に毛糸のベストを着る。生活の知恵を活かして、温かで格好良く冬を過ごしましょう。
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