「家事分担」解消法その2 ハードルを下げる
<前回の内容>
「家事分担」の上手な進め方その1・家事のリストラ大作戦こんにちは。
「家事を変えれば仕事はもっとうまくいく」がモットーの響城 れい (日々キレイ) です。
いつもは「お掃除、どうやるの?」という話をしていますが、今日のテーマは、ズバリ「家事分担」。
「何でいつも私だけ?」とイライラしたり、寝不足でフラフラになったり。
子どもが一生懸命にお手伝いをしてくれているのに「余計なことしないで!」って怒鳴ってしまったり、「あれもこれもできてない」と落ち込んだり…
一方では
「何でそこまでやるかなぁ」
「わざわざやってあげたのに、文句言うならもう絶対にやらないぞ」
「忙しくて手伝いなんかできないよ」などなど…
せっかく一緒に暮らすのですから、お互いに幸せな時を過ごせるように、この問題、片づけてしまいましょう。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」


宅配・保管クリーニング(ラクリ)
期待値を上げないクレームって、どんな時に出ると思いますか?
相手が期待しているのに、あなたができない時。「あなたの目標達成」は、あまり関係がありません。
だから、「期待値を上げないこと」これ、大きなポイントです。
ニューヨークに行って、ちょっと面白かったこと。
地下鉄は古い、汚い、暗い、よく遅れる。古い機械は感度が悪く、3回に1回しかうまくいかない。カフェも古い、汚い、ポテトは皿からはみ出しボーイは呼んでも来ない、サービスは雑…
でも、あまり怒っている人がいないのは「こんなもんだ」と最初から思っているからでしょう。
私たち、残念ながら多くの人は
「期待値を上げる」方向に頑張ってしまいます。「自分の目標達成」にこだわって。
ごはん作って
洗濯して
きれいに畳んで、
掃除して
賢く買い物して
家計簿つけて健康管理。
子どもの塾
お稽古ごと
受験…
ものすごく努力して、家族のために頑張っているのに、相手から見たら、当たり前。
で、こう言われるのです。
「熱があるの?! ボクのごはんは?」
「最近、掃除に手を抜いてるよね」
「母親だろう。しっかりしろよ」…
すでに期待値を上げてしまっている人は、病気、ケガ、子どもの行事、親の介護などの「やむを得ない時」を利用して、ごはんを作らない、掃除や洗濯をしない日を作っていきませんか?
新婚さんなら、スタートダッシュならぬスロースタートが肝心!
「彼に何でもやってあげたい」という気持ちはグッと抑えて。後で自分がつらくなりますから。
謝りまくるとはいえ、男性は初めから「家事は女性が」と実は内心期待しているものです。
ごはんがないことを「当たり前」とも思えないし、「バカにするな」と怒る人も、自分でやることを「みじめ」と感じる人もいます。
だから、「謝る」のは忘れない方がいい。相手は「仕方がないな」と納得してくれます。
別に、悪いことをしているわけではありません。でも、相手が期待していることをしなかった。堂々と開き直ったら、ケンカになります…
これを何度か繰り返して、相手の期待値を下げていきましょう。
「え?!今夜はごはんあるの? 嬉しいなぁ」なんて言ってもらえるようになるまで。「家事をやらない」は「謝る」とセットで。くれぐれもお忘れなく(^^)
ほめまくる「期待値を下げる」作戦が進行すると、相手が「じゃあ、自分でやろうか」という段階に。
ここで最後の注意!「ほめまくること」
「そんなやり方じゃダメ」
「それぐらい当然でしょ」
「スミまできれいになってない。雑!」はNG。
そんなこと言ったら、せっかくのやる気がシュルシュル音を立ててしぼんでしまう…
「うわあ、すごい!」
「私にはできないなぁ~!!」
言葉にする方も気持ちがいいものです。今までのことは、ちょっと忘れて。せっかく一緒に暮らすのですから
お互いに快適な時間を過ごせるように。
この記事を書いた人
響城 れい(Rei Hibiki)
ワーク&ライフイノベーター ( 女性活躍推進コンサルタント ) 株式会社ダブルビーイング 代表取締役社長
神戸大学卒業。兵庫県立神戸高校卒業。兵庫県芦屋市出身。菊正宗酒造株式会社人事課勤務。子育て中に30歳で再就職。ハウスクリーニング運営20年、2,000件以上を施術。北海道ガス関連会社のハウスクリーニング事業の立上げを指導。現在は全国各地で年間200回以上の講演、研修を受託している。
オフィシャルサイト http://hibikirei.com/ |
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