桜の季節が過ぎると、空にはそよそよと鯉が泳ぐ
こいのぼりのシーズンです。
子どもの健やかな成長を祈り、端午の節句にこいのぼりを立てるかたも多いのではないでしょうか?
ところで、そのこいのぼり。洗濯しておりますか?
雨の日はなるべく取り込むなどして、濡らさずに泳がせていても、砂ぼこりや排気ガスなどで年々汚れてきます。でも、金具が付いていたり金箔が剥がれる懸念で洗えず終いのかたも多いとおもいます。
そこで今日は、こいのぼりの洗濯について少しまとめてみたいと思います。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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<色落ち>
まず、色落ちについては綿棒に中性洗剤を含ませ、目立たない赤や青色の部分を擦ってみてください。
少しでも綿棒に付着してしまうようでしたら、洗濯でかなり色が落ちると思います。色が薄くなりあせたこいのぼりは、見た目もかなり悪くなります。
<金箔>
金箔が付着されているものは、もみ洗い禁止です。水を含ませて揉むだけですぐに剥がれてきますので、つけおき程度で済ませるか、汚れている部分のみ軽く擦る程度です。水につけただけでも金箔が浮いてきます。l金箔は、表面に弱い接客剤で噴霧している程度…と思ってください。
<金具部分>
金具部分の変形の恐れがあるので、たとえ色落ちも金箔剥がれの心配がなくても洗濯機に入れて洗濯しないでください。こいのぼりの口元の金具部分と尾の部分に汚れがたまりやすいです。金具部分は中性洗剤を含ませて軽くブラッシングすれば綺麗になると思います。年月が経っているものは繊維もそれなりに劣化しています。穴あきの恐れがあるので、擦りすぎに注意です。
<すすぎ>
洗剤はいずれの場合もおしゃれ着用の中性洗剤しか使ってはいけません。中性とはいえどもすすぎは最低3回以上、しっかりと行ってください。すすいだ後は絞ってはいけません。手のひらですくい上げ1分ほど静止し、水が切れるのを待ちましょう。すすぎ水を交換しまた漬け込んで持ち上げてすすぎ、繰り返します。
<脱水>
洗濯機での脱水はNGです。濡れたままの状態でお風呂場などでの影干しが基本です。ここで外に干してしまう人がいますが、濡れた状態ですから砂埃も付着しやすいです。水がポタポタ垂れてきますので、やはりお風呂場が理想でしょう。
<乾燥・アイロン>
乾燥機の使用もNGです。すばやく乾かしたい時、ついドライヤーをかけたくなりますがこれもNGです。当然ながら、アイロンもNGです。
…挙げると注意点が山ほど。
さすがの私も、自分で洗おうとは思いません。
毎年でなく2−3年に一度でも良いので、クリーニング店に相談してみてはいかがでしょうか?
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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