嫌な季節が始まりました、スギ花粉症。
今日は花粉が付着しやすい服装(素材)と、花粉症の方が忘れがちな対策の基本について記してみました。
現在、日本人のおおよそ3割が何らかの花粉症を有病しており、花粉アレルギーの種類は約60種類と言われております。その60種類の大半は、農家の方がハウス内で受粉をするなどの特殊なもので、一般的なものとして
スギ花粉を代表とする樹木の花粉です。スギのほかに
白樺
ハンノキ
オオバヤシャブシ
ケヤキ
コナラ
クヌギ
などの種類があります。
そして樹木のほかに草木の花粉もあり
主にイネ科のカモガヤ、オオアワガエリ。キク科のブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ。アサ科のカナムグラなどが挙げられます。自分がどの花粉にアレルギー反応してしまうか、耳鼻咽喉科などで原因特定の検査を受けることができます。
そして
この花粉カレンダーを参照に、お住まいの地域と花粉の飛散時期をしっかりと把握しておく必要がございます。花粉症対策は外出時のマスクは基本中の基本ですが、以外と忘れがちなのが家の中に持ち込んむ花粉と、持ち込んでしまった花粉の除去(掃除)をしっかりと行う必要がございます。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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花粉を家の中に持ち込まないためには、花粉が付着しやすいウールの着用は控えることも必要で、もし着用して帰宅した際には、入室前に玄関先でコートを脱ぎ、バタバタとはたき、花粉をしっかり落としてから入室することも必要です。
それでも、家の中に花粉は持ち込まれます。窓を開ければ風とともに飛散してきますし、先述の洋服とともに家の中に持ち込まれます。
洋服についた花粉の除去は洗濯が一番です!頻繁に洗えないコートやスーツなどを除き、洗えるものは毎日洗い、屋外へは干さず乾燥機の使用もしくは、部屋干しを心がけてください。
そして家の中に持ち込まれた花粉は、空気清浄機で強制的に吸い込むのが理想ですが、全てを取り除くことは不可能ですし、就寝とともに空気の流れが澱むと床の上に舞い落ちます。
床に舞い落ちた花粉は、人が歩くなど少しの空気の流れでも再び舞い上がってしまいますし、掃除機をかけてしまうと掃除機の排気でせっかく落ちた花粉が大きく舞い上がります。
そこでオススメなのが、起床直後の床の水拭き。
水で濡らし絞ったモップを用意。日中滞在時間の長いリビングなどの部屋の床や畳を水拭きします。これだけで昨日持ち込んだ花粉の多くを取り除くことができます。
二階建てで寝室が2階にあるご家庭では、起床してすぐ一階に下りる際に、階段の水拭きをすると、床面積の比較的多い階段に落ちた花粉の除去を済ませることができます。ついでに玄関の水拭きも一緒に済ますことができれば完璧ですね。
家の中に持ち込んでしまった花粉。
翌朝にしっかりと取り除くことができれば、蓄積することもありません。
反対に、外から花粉が侵入してしまう…と窓を閉め切って生活しながら、家の中に持ち込んだ花粉を取り除かなかった場合。
床に埃が積もるのと同じように、家の中にどんどんと花粉が蓄積していき、花粉量は外の環境よりもひどくなることも。だからこそ、家の中に持ち込まない・持ち込んだら取り除く、この二つが大切なのです。
つらい3ヶ月の始まりですが、少しでも快適に暮らせるように。ちょっとした心がけが必要ですね。
ごめんなさい…忘れていました。
ウール素材に花粉が付着しやすいということは、人の髪の毛も同じ構造なので一緒です。コートだけでなく髪の毛についた花粉もはたいて入室してくださいね。
参考および表出典:環境省「花粉症環境保健マニュアル2014」
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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