厚生労働省によると、スギ花粉症を患う人は人口の約16%もいると推計され、現在、6人に1人はこのスギ花粉に悩まされているようです。
かくいう筆者もその一人。いま、スギ花粉と戦っている真っただ中ですが、衣類の面からスギ花粉症の症状をやわらげるいくつかのコツをご紹介します。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
私も実践しているこの方法。要は花粉を部屋の中に入れないこと。
これだけでもかなり効果的ですので、ぜひお試しください。
帰宅時にコートを脱ぎ、軽くはたいて室内に入る方が多いです。これも悪くありませんが、叩くだけで花粉が十分に取り除けているかというと、甚だ疑問が残ります。
そこで、花粉症の人こそおすすめなのが洋服ブラシです。
帰宅したら玄関先で
(1)まずは、コートを着たまま、肩と袖をブラッシング。花粉を落とします。
(2)そして、次はコートを脱ぎ、身頃に付着した花粉をブラシで取り除きます。
スーツ着用の場合
(3)同様に着たまま肩と袖をブラッシングして花粉を落とし
(4)上着を脱ぎ、身頃の花粉をブラシで取り除きます。
(5)最後に、スラックスを履いたままブラッシング。
(6)最後に、髪の毛を軽く叩き終了。
たったこれだけで、室内に持ち運ぶ花粉の量を大きく減らすことができます。
ウール素材は、他の素材と比べて繊維の中にスギ花粉を多く取り込みます。
極寒時期を過ぎ、ダウンジャケットを脱ぎ多少薄めのコートを着る人が増えてきましたが、ウールのコートには注意してください。
前述したブラシを使って取り除いてから入室すること。もしくはウールのコートは避け、表地がポリエステルなど、ウールが付着しにくいものを着用すると良いでしょう。
花粉症の人がよく行なう、帰宅したら即入浴・シャワー。
洋服についても同様の事が言え、花粉を取り除くには洗うのが一番。
洗えるものは惜しまず、徹底的に花粉を洗い流しましょう。実は花粉症対策としては、これが一番です。
そろそろピークを迎えるスギ花粉シーズン。
花粉カレンダー
出典:http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/about/calendar.html
洋服に付着した花粉をより効果的に除去して症状を抑え、この苦しい時期なんとか乗り切りましょう。
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関 誠(Makoto Seki) ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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