リサイクル羽毛は、新らしい羽毛（新品）よりキレイって本当？-イドカバネット

リサイクル羽毛は、新らしい羽毛（新品）よりキレイって本当？

今年もいよいよ押しせまり、皆さん来年への準備はいかがですか？この時期、大掃除を行う人も多いと思います。

掃除をするとゴミや不用品がたくさん出ますよね？
もしその中にダウンジャケットや羽毛布団があったら是非、リサイクルに回して欲しいのです。

そもそも羽毛は再生（リサイクル）可能な資源であることをご存知ですか？今、再生羽毛をグリーンダウンとして販売する運動（グリーンダウンプロジェクト）が少しずつ広がりをみせています。

グリーンダウンプロジェクトのＨＰより
　
リサイクルという言葉のイメージからグリーンダウンは中古で、新毛よりもキレイさで劣ると考える人が多いと思います。しかしキチンと洗浄されたグリーンダウンは実際には一般的な新毛よりキレイなのです。

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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適

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宅配・保管クリーニング（ラクリ）

というのも、羽毛にはなかなか取り除けない残留垢というものが微量に付いていて、これは着用中や使用中に羽毛が擦れあって徐々に剥がれていきます。

なので長年使用した羽毛製品から取り出した羽毛を羽毛洗浄会社で洗浄回復処理を施すことによって、新毛よりキレイなグリーンダウンに生まれ変わるというわけです。

一般的に羽毛製品は自分で使用したら終わりというのが一般的と思います。しかし再生を行えば100年以上は使用できます。

近年羽毛は価格が高騰するなど供給が不安定になっています。原因は食肉用水鳥の副産物として取れる羽毛が世界的な食肉市場の変動、鳥インフルエンザの流行などで供給量が減っていること。それとダウン製品の需要の拡大も相まっています。

羽毛布団などは廃棄するにもお金がかかります。羽毛の再生活動が広がれば、資源の有効活用や二酸化炭素排出の抑制につながります。

一部自治体（三重県や山口県など）では社会福祉協議会を通じて羽毛の回収が寄付につながる仕組みも出来ています。回収拠点は三重県、山口県以外では、山陽商会さんや西川リビングさんなどのグリーンダウンプロジェクト参加企業のショップなどです。
　
年末の大掃除でいらなくなった羽毛製品があったら、是非リサイクルへ。

この記事を書いた人

村上裕之（Hiroyuki Murakami）

山口市のクリーニング店の2代目。趣味はおいしいものを食べることとマンガを読むこと。会社のミッションは服を大切に着る文化づくりに貢献すること。最高のクリーニングを提供するためお客様からいただく納期に対して地域に募金をしたり、J2リーグ所属「レノファ山口」のユニフォームクリーニングなど地元に貢献中。

オフィシャルサイト

http://murakami929.jp