全国4都市でしか行われていなかった「ジーンズソムリエ試験」が今年は、9月8日に、全国6都市で実施されます。
今回は、ジーンズソムリエの あや が、お気に入りのジーンズを永く愛用するための秘訣「デニムリペアを行うタイミングはいつ?!」をお話します。
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ジーンズソムリエとは?
ジーンズに関する深い知識を有し、その魅力や価値を正しく伝えられるプロフェッショナルな人材、ジーンズ選びのアドバイスをすることも目的としています。
また、製造過程を知ることで、素材、縫製、加工の特徴、取扱いなどの知識を持った人です。
(ジーンズソムリエとは。
https://www.k-fc.com/js/about/ )
ジーンズは、なぜ破れてしまうの?
永く1本のジーンズを愛用していると、だんだんと生地が薄くなって、破れてしまった経験は、誰もがあると思います。
デニムは、縦糸にインディゴ。横糸に、白糸が使われて織られているため、独特の色落ちをするアイテムです。「新品 → 着用・洗濯の繰り返し → 色落ち → 毛羽立ち → 穴があく」 といった流れで、破れてしまいます。
最近では、ダメージジーンズや、ライトオンスのジーンズが多く出回っている事もあり、生地に負担がかかり数回着用しただけで、すぐに穴があいてしまう物も増えてきました。
ジーンズの破れやすい箇所TOP3は?
第1位:ひざの部分とお尻の部分
インディゴが擦れて白く縦落ち(色落ち)する箇所ですね。
特に、自転車に乗る人は、ひざもお尻も生地の伸び縮みがあり、よく擦れるため、突然、「ビリッ!!」って破れてしまう事があります。

第2位:ポケットの部分
後ろポケットに携帯や財布を入れる事が多いので、ステッチの修理やポケットの角の部分の穴あきリペアが多いです。
ジーンズは、腰回りにフィットしたサイズを選ぶので、どうしても生地が擦れやすい部分は、破れてきてしまいますね。

第3位:裾の部分
ジーンズの丁度良い丈の長さって、意外に難しいんですよね。
履く靴によって合わせるのが一番ですが、洗濯する事で少し縮んだり、着用を繰り返す事で、少し伸びたり。。。
そして、靴で擦って、踏んづけて、カカトが破れてきます。

そして、このTOP3は、どれも修復する事が出来る、リペアです。
破れがなかったように仕上げる方法もありますが、全体の色落ち具合も考えて、破れる前のダメージを残したリペアもできますよ。

リペアをするタイミングは?
「破れる前に、補強する。」これが大切です。
既に、穴があいてしまってからでは、周りの生地も薄くなっているため、リペアで更に生地に負担がかかり、次は大きな穴で抜け落ちてしまうことがあります。
早めのリペアで大きく穴があく前に補強しましょう。
見極め方法は、ジーンズを日光にかざして、裏から覗いてみて下さい。
生地が薄くなったり、穴があきそうな所は、光がもれて、白っぽく見えます。光が透けて見えたら、リペアのタイミングですよ。
ジーンズのリペアは、ちょっとした事で仕上りに差が出るので、お店選びも大切です。
最近では、購入店でリペアを行ってくれるお店も増えてきましたが、幅広いジーンズの知識を持った、ジーンズソムリエに相談するのも、お店選びの一つですよ。愛着のあるジーンズは、リペアを繰り返して、永く愛用して育てて下さいね。
この記事を書いた人
あや(Aya)
ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。
オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/
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