6月に入り、雨の日が増えてきました。この季節は、部屋干しお洗濯をするお家も多いのではないでしょうか?部屋干し洗剤と、普通の洗剤の違いを知っていますか?
今回は、この季節だから選びたい部屋干し洗濯洗剤のお話をします。
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「殺菌」「除菌」「抗菌」の違い
殺菌とは「菌を殺す」という事を指しています。細菌を死滅させるという意味ですが、殺す菌の対象や、殺した程度を含んでいません。つまり、一部殺しただけでも、殺菌といえます。
消毒薬などの「医薬品」や「医薬部外品」で使う事ができる表現です。ただし、洗剤や漂白剤などには、この表現は使えません。
除菌とは対象物や、限られた空間に含まれる微生物の数を減らし、清浄度を高める事を指します。
食品衛生法の省令で「ろ過等により、原水等に由来して当該食品中に存在し、かつ、発育し得る微生物を除去することをいう」と規定されています。
たとえば、洗剤・石けん公正取引協議会が定義する除菌とは、「物理的、化学的または生物学的作用などにより、対象物増殖可能な細菌の数(生菌数)を、有効数減少させること」で、この細菌にはカビや酵母などの真菌類は含まれません。
抗菌とは「菌の繁殖を防止する」という意味を指します。経済産業省の定義では、抗菌の対象を細菌のみとしています。JIS 規格でその試験法を規定していますが、抗菌仕様製品では、カビ、黒ずみ、ヌメリは効果の対象外とされています。
菌を殺したり減少させるのではなく、繁殖を阻止するわけですが、これも対象やその程度を含まない概念です。
日本石鹸洗剤工業会より http://jsda.org/w/03_shiki/a_sekken30.html
梅雨時期は、「部屋干し洗剤」を選びましょう!!
部屋干し洗濯で気になるのは臭いです。これは、乾ききるまでに時間がかかり菌が繁殖した結果、臭いの原因となります。
外で干す時は、太陽光と風のおかげで、早く乾く事ができます。つまり、菌が繁殖する前に乾いてしまいます。でも、室内で干す時は、太陽光も風も当たらないので、ジワジワと水分が抜けて乾いていくため、菌が増えやすく、生乾きの臭いの原因になります。
つまり、大切なのは、洗濯物が乾くまでの時間です。
そこで、洗剤は、「除菌」抗菌」といった表記をしている部屋干し用洗濯洗剤を使いましょう。普通の洗剤と比べて、除菌成分や抗菌成分が入っているため、乾くまでに時間がかかっても、菌を抑え、臭いを防ぐ事ができます。
そして、干す時は、間隔をあけ、洗濯物がひっつかないように干しましょう。また、早く乾かす為には、扇風機や、エアコンのドライを使う事も有効的です。
夏になるまでは、何かと部屋干しの日が増えるので、洗剤を変える事で、大切なお洋服を守りましょうね♪
この記事を書いた人
あや(Aya)
ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。
オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/
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