夏の間、お世話になった帽子。
素材によっては洗いやすい物もありますが、
「これ、どうやって洗えば良いのだろう~?」というものまであります。
例えばこちらの帽子。
写真ではわかりにくいかもですが、表面が別布になっています。
素材はなんと「紙」です!
紙でできた紐状のものを織って布状にしたものが使われています。
ケアラベルはこんな感じです。
本体 : 分類外繊維(紙) 65% 、 綿 35%
ベルト : 麻 55% 、綿 45%
(表面ベルト部分の通気口に金具が使われています。)
取扱い表示はオール×!
つまり、水洗い、漂白、タンブル乾燥機、アイロン、ドライクリーニング、ウエットクリーニング、すべてダメということです。
でも汗汚れは洗ってきれいにしておかないと、来年使う時に黄変(変色)してしまうと困りますし、手垢の付着しやすいつば(バイザー部分)の汚れも気になります。
・・・さて、どうしましょう?
そこで、自己責任の上でなるべく負担のない方法で手洗いしました。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
宅配・保管クリーニング(ラクリ)
水洗いすることによる考えられるリスク・表面の紙繊維の毛羽立ちなど、傷みや風合いの変化
・麻、綿繊維のシワや縮み
・型崩れ
・金属部分からの色落ち、汚染
主だったケースはこれくらいでしょうか。
では、極力負荷をかけずに洗ってみましょう。(繰り返しますが、あくまでも自己責任です)
《洗い方》1.37度(ややぬる目)のお湯におしゃれ着用中性洗剤を溶かします。
2.そこに帽子を浸け、内側のベルト部分をスポンジでこすり洗いをします。
3.表返してベルト部分とつば部分を優しく洗います
4.たっぷりのお湯で、洗剤が残らないように全体を洗い流し、形を整えて陰干しします
5.乾燥後です。きれいになりました。
注意すること・つば表部分は織にそってこすらずに、優しく扱うこと
・すすぎの際も、表面はこすり洗いせず裏側からしっかりすすぐ
・クラウン部分(頭のところ)の形をつぶすことなく、丁寧に扱うこと
帽子は汗がいっぱい付着しています。
ヘビーローテーションの物は定期的に、たまに仕様する物は季節の変わり目(仕舞う前)にお手入れしましょう。
自信のない場合は、無理をせずクリーニング店にご相談くださいね。
この記事を書いた人
みか(Mika)
洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中!
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