冬になると現れる素材の一つレザー。今年のバーゲンで、買おうかな?って迷っている方も多いのではないでしょうか?
近年、手ごろな価格でも見かけるようになったレザーですが、それって本物のレザーですか?
プロでも見極めるのが至難の業になりつつある「本革と合成皮革」。
今回はそれぞれの特徴についてお伝えします。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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皮は、動物の体からはいだままの状態の物。
革は、皮に「なめし」という加工を施し、腐敗や変質を防ぎ、製品になった物。
つまり、洋服や靴やバックなどは、「革」になります。
・手入れをすれば、長年愛用できる
・使い込むほど、エイジングが出て味わいが出てくる
・定期的なメンテナンスが必要
・重量感がある
・高価である
・染色が弱い
布地をベースに、合成樹脂を塗りかため、表面を天然の革に似せて作られた素材。
PVCレザー(塩化ビニル樹脂)、PUレザー(ポリウレタン樹脂) などと表示されます。
・手入れがいらない
・安価で手に入る
・染色に強い
・製造から、2~3年で劣化が始まり寿命がある
・劣化が始まると、表面がボロボロとはがれ、修復不可能
湿気の多い日本では、革も合成皮革も長く愛用するには、ちょっぴり扱いにくい素材です。
リアルレザー、エコレザー、PVCレザー、PUレザー、フェイクレザー、ネオレザー などなど。「○○レザー」って書いてあるとすべて「本革」のように思えますが、違います。
ちなみに、この中で本革を示すものは、「リアルレザー」「エコレザー」だけです。
どの表記が本革で、どの表記が合成皮革を表すのか?知っているだけで、着用目的や衣類の寿命が変わってきます。
気に入ったデザインを見つけたら、しっかりと本質を見極めて、素材を確認しましょう。
そうする事で、永く愛着の持てる一着になりますよ。
![]() ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。 オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/ |
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