「いったい、どこまでやればいいのかしら?」
掃除や片づけがキライになってしまう原因のひとつですね。
毎日どんどん汚れるし、モノは積み上がってしまう。料理のように「やった〜」「できた〜」というスカッとした達成感もありません。
「便器を磨くことは心を磨くこと」とも言われていますが、仕事や家事に追われる毎日では、いつもそんな穏やかなことを言っているわけにもいきません。
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電車内や人混みなど
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さて。掃除や片づけは、どこまでやればいいのか。
誰に気づいてもらえなくても、ほめてもらえなくても、すぐに汚れてしまってキレイにした甲斐がなくなっても
・「ま、いいか」と思えるところまででやめておく。
・「自分にとってのおトクな仕事」と思えるところまででやめておく。
いかがですか?
もちろん、そこまでの時間、そこまでの体力だけを使うということです。
あとは諦める。
いえ
・「思いがけずちゃんとできたな〜」と自分をほめる。
・「これでいい」と信じる。
そしたら、心も表情もやわらかくなってきませんか?
なぜなら、お掃除を一生懸命にやる人は、実はコワい人が多いから。
買ったばかりの高級マンションをせっせと磨き立て、泥んこになった3歳のこどもが元気に「ただいま〜」と廊下に点々と足跡をつけたのを見て「何やってるのっ」とお尻ペンペンするお母さん。
夫のトイレの汚れが気になって仕方がなくて「ちゃんとすわってやって」と命令し、監視する妻。
定年退職した夫が「たまにはお掃除でも」と手伝ってくれても
「そのやり方は違う」
「すみっこが全然キレイになっていない」
と文句ばかり言う妻。
正しいことを言っているのですが、なぜかコワいのです。
プロとして20年間、他人の家の「掃除」をやってきた私が考えることは、「掃除」は人が幸せに生きるために、ほんの少しだけ必要なこと。
そして、この「人」には、「家族」「お客様」だけではなく、もちろん「自分」も含まれるのです。
だから、お掃除をしている人がつらかったり、悲しかったり、イライラしたりしたらダメです。ましてお掃除をしない人(家族)にコワい顔をしてしまうのは、ダメです。
きっと、頑張り過ぎなのだと思います。
自分が頑張っているから、相手にも「こうするべき」と求めてしまう。やらない相手、レベルが足りない相手が許せない、と思ってしまう。
家庭って、心から楽しい場所であった方がいいですよね。
家族にとって。もちろん、掃除をしている人にとっても。
子どもが泥んこで帰って来たら「うわぁ〜、元気でいいねえ」と笑ってくすぐる。
夫に「トイレの床拭きは前屈運動になるよ」とサラリと教える。
珍しく誰かが掃除をしたら、「あららっ、ものすごくキレイになってる !! 」と誉め称える。
お掃除は、こんなふうに笑えるところまでやっていれば、それでいいんですよ。
なにしろ、「プロ」のお墨付きですから (^^)
![]() ワーク&ライフイノベーター ( 女性活躍推進コンサルタント ) 神戸大学卒業。兵庫県立神戸高校卒業。兵庫県芦屋市出身。菊正宗酒造株式会社人事課勤務。子育て中に30歳で再就職。ハウスクリーニング運営20年、2,000件以上を施術。北海道ガス関連会社のハウスクリーニング事業の立上げを指導。現在は全国各地で年間200回以上の講演、研修を受託している。 オフィシャルサイト http://hibikirei.com/ |
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