どろんこ汚れには固形石けんがいいのはなぜ?
「スポーツの秋」といます。日本の各地では大小とりどりの運動会が行われたり、さまざまなスポーツ関連試合・イベントが開催されたりします。
今もラグビー・ワールドカップ戦で盛り上がっていますが、屋外のスポーツで困るのが“泥よごれ”です!
前回はラガーシャツについて書きました
晴れた日でも汚れますが、雨の日の泥んこ汚れは見た瞬間に「こりゃダメだ~!」って思わず目を背けてしまうほどだったりします。
そんな洗濯物は普通に洗っても汚れは残ってしまいます。さぁ、こんな時には少しだけ手間をかけてきれいにしてしまいましょう♪
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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濡れた泥んこ汚れの服や靴下は見ていたくもないし・早く何とかしたいものです。でも、ちょっと待って!
まずはそのまま乾かしましょう。
乾いてから泥をはたき落としてください。無理にこすり出すと生地を傷めかねませんのでご注意くださいね。
《ちょっと脱線》
泥よごれに関係がなくても、例えば急な雨に降られたりして服が濡れてしまう場合があります。こんな時も、脱いだ服を濡れたまま洗濯カゴに丸めてポイッと入れるのではなく、ハンガーに掛けていったん乾かしておきましょう。
濡れたままの服って、実はとってもリスクが高いんです。
・カビ
・脱色・移染
・汚れの染み込み
・生地の脆化(生地に与え影響)…等々。
だから「濡れたら干す」をお忘れなきように。
〈鉄則その2〉
次に石けんをこすりつけましょう!
石けんには液体、固形、粉末があります。
粉末と固形の石鹸は「脂肪酸ナトリウム」、液体石けんは「脂肪酸カリウム」からできていて、汚れを落とすのは「脂肪酸ナトリウム」の方が得意です。
ですから、粉末洗剤を溶いて使ってもいいのですが、実際は固形石鹸をダイレクトにこすり付けて汚れに浸透させる方が手軽で効果的、といえます。
〈鉄則その3〉
しばらくお湯に漬け込みましょう!
出典・参考:http://www.idokaba.net/article/2015/04/20/229
このアイデア、とっても良いと思うので紹介します。(詳しくはリンク先をご参照くださいね。)
石けんをこすりつけたものを40度くらいのお湯で漬け込みますが、その時にジッパー付きの密封性の高い保存袋を利用するとすごく便利です。
できればそのまま一晩ぐらい置いておきましょう。この袋なら水が漏れることなく、安心して放っておけます。(笑)
しかも洗濯機で洗う前に再度もみ込むのにも(楽ちんで)最適なんです。
石けんが汚れを落とすのはなぜ?
先ほども書きましたが石けんには液体、固形、粉末の3種類があります。液体石けんと固形・粉末石けんは成分が違うので両者それぞれに得意分野に違いがあります。
(あくまでも)おおまかに特徴を挙げると次のようになります。
粉末洗剤…汚れ落ちに効果を発揮するが使い方によっては溶け残りや洗剤カスが発生する(洗濯の際は洗剤を別に溶かしておいて洗濯槽に入れるとよい)
液体洗剤…汚れに直接浸透しやすい、すすぎも早いが、洗浄力が粉末洗剤よりは落ちる
参考:http://droppernews.com/archive2154.html
だからもちろん!液体石けんでも汚れは落ちますし、利点もたくさんあります。
どちらも共通して言えることは、泡の働きです。泡で汚れを浮かし・包みこんで落とし、その後また付着しないようにする働きがあります。
参考:http://www.live-science.com/honkan/soap/soapbasic05.html
石けんは多過ぎるとムダで、少な過ぎると洗浄力が不足しますので洗剤の効果が充分に発揮できません。また、使い方によっても違ってきます。
洗濯物や汚れ、水の量に合わせた適量を使いましょう。(洗剤ボトルや箱の裏に表があります。)
液体洗剤の場合の一例
粉末洗剤の場合の一例
出典:http://www.kao.com/jp/qa_cate/clothcleanser_03_02.html
これらをマスターすると泥んこ汚れもへっちゃらです♪
さぁ!スポーツの秋を楽しみましょう~♪
![]() 洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中! |
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