こんにちは。今日の担当はみかです。
「亜麻色の髪」って聞いて真っ先に思い出すのは、橋本淳氏/作詞・すぎやまこういち氏/作曲の「亜麻色の髪の乙女」という歌だと思います。
島谷ひとみさんもカバーされていましたし。
(avexnetwork : 島谷ひとみ / 「亜麻色の髪の乙女」【OFFICIAL MV FULL SIZE】)
《亜麻色の長い髪を 風がやさしくつつむ~♪ 》
ってね、聴かれたことがあるのではないでしょうか。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
他にも、クロード・ドビュッシーの前奏曲第1集のうちの第8曲「亜麻色の髪の乙女」は、ルコント・ド・リールの詩(La fille aux cheveux de lin)からとったとされています。
では、この「亜麻色」ってどんな色なのでしょうか?「亜麻」って何?
亜麻(あま)は麻(あさ)の一種で、亜麻色は次のような説明がされています。
亜麻色はもともと日本に存在していた色名ではなく、西洋において毛髪の色を形容する際に使用されていた英名フラックス(flax)を日本語訳した色名になります。
辞書にも「黄色がかった淡い褐色」となっていて、金髪とはまた色目が違うようです。
わかるようで・・・わかりにくいですね。(笑)
麻は繊維の利用方法によって大きく二つに分けられます。
・服地などに利用(軟質繊維)・・・亜麻(リネン)、苧麻(ちょま・ラミー)
・麻袋や帆布に利用(硬質繊維)・・・黄麻(ジュート)
日本では麻のほとんどが亜麻(リネン)で、「麻」の名称として流通させていいのは亜麻と苧麻の二種類となっています。
麻本来の「大麻」は指定外繊維となります。
麻の茎の繊維の様子(Wikipediaより) すごいですね!
麻の利点と欠点をあげると次のようになります。
《利点》
・通気性がよい
・吸水性がある
・水に濡れることにより強度が増し、強くなる
・光沢がある
・引っ張りに強い、等
《欠点》
・しわになりやすい(濡れるとさらにしわになりやすい)
・カビに弱い
・摩擦や水に濡れた状態で毛羽立ちやすい
・硬く伸縮性がない、肌にチクチクした刺激がある
・保湿に乏しい、等
ですから、この利点によりよく夏の服地に使われますが、先日のみゆ母ちゃんの「毛玉ちゃんどこから来たの??」http://www.idokaba.net/article/2014/11/20/37 で毛玉の出来やすいところについて書かれていましたが、麻の場合は本文中にあった「…リュックサックやショルダーバッグなどのベルト部分のこすれやシートベルトのすれ…」によって繊維が毛羽立って白っぽく(白化=はっか)なってしまいます。
この白化現象は他にも綿、絹、レーヨン、リヨセル(テンセル)などの濃い色の服の場合は特に目立ちますから、充分な注意が必要となります。
服は普段の着用で結構リスクが発生しています。
カバンの持ち方に気をつけるのもそうですが、車に乗る時のシートベルトもちょっとハンカチを肩や留め具のあたりに当てるなどして予防することも効果がありますよ。
雨に濡れてもこすって拭かないようにしたり、しわになりやすいので無造作に扱うのはやめましょうね。
やさしい着かたや、まめなお手入れがお気に入りの服を長持ちさせるポイントです。
![]() 洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中! |
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