型紙を生地にうつす時や、布に直接印をつける時に使う洋裁道具を「チャコ」とよびます。
英語のチョーク(Chalk)がなまったものとも言われています。
チャコには、いろんな色、タイプがあります。
主に、縫製工場などで使われるのは、三角チャコ。鉛筆のようなペンシルタイプの物は、チャコペン。シート状になっている物は、チャコペーパーと呼ばれます。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
立てるように持ち、布に三角チャコの縁を押し当ててつかいます。消す時は、ブラシやチャコ消しなどを用いて、描いた線を消していきます。
ずっと使っていると細くきれいな直線がひけなくなるので、縁を鋭角にしておく必要がありますね。縁が丸くなったまま使っていると、仕上りサイズに影響するので、細い線がひけなくなったら、縁を削って使います。
全部がチャコなので、最後まで使う事ができますが、落とすと割れてしまうので、丁寧に取扱いが必要になりますね。
パウダーチョーク
プラスチックのケースに入っているため、手が汚れずに、ずっと細い線をひく事ができます。粉の減り具合が確認できないので、だんだん線の色が薄くなって、粉がなくなったら、補充用カートリッジを交換してつかいます。
パウダーなので、三角チャコに比べて、とても粉っぽく、線をひいた生地を折りたたむと、他に移る事があるので、注意しましょう。
消えるペンタイプ
太い線と細い線がひけ、時間がたつと自然に消え、水でも消えます。
自然に消えるには、湿度や温度や素材などにより異なります。
おおよそ2日~14日ほどの日数を要する事があるので、早く消したければ、部分的に濡らすか、洗濯して消しましょう。時間がかかる作業の時は、おすすめしません。
水性ペンなので、くっきりとした線を引き続けることができますね。
私は主に、三角チャコを使っていますが、細かい印をつけたい時は、ペンタイプを使用しています。また、持ち運びが必要な時は、パウダーチャコにすると、欠ける心配がないので、良いですね。
三角チャコもメーカーによって、線の滑らかさが異なるので、手芸店でのご購入をおすすめします。
使いやすい道具を選んで、楽しいソーイングライフをお過ごしくださいね。
![]() ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。 オフィシャルサイト http://niyaho.blog.jp/ |
イドカバネットは
衣類やお洗濯・お掃除など日常生活にまつわる情報を毎日お届けしています
気に入ったらFACEBOOKやTwitterから更新情報を入手してね