「家事を変えれば仕事はもっとうまくいく」がモットーの響城 れいです。
「掃除」といえば
目からウロコの裏ワザを期待してしまいますよね。
「これを使えばアッと言う間にみるみる落ちる!」みたいに…
でも。
ハウスクリーニングを20年運営し、3,000件以上のお家に伺って、気がつきました。
「この家だから、掃除が大変なんだよな〜」
「この家だから、悩みが尽きないんだな〜」
春に向かって家を建てたり引越しをお考えの方。
予算や立地以外にも
「掃除しやすさ」というモノサシで家を見てみましょう。
今回は「構造」という切り口で。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
分解が難しい排水口
キッチンやお風呂の排水口は、汚れが集まるところ。
いつも気軽にキレイにしておきたいところですね。
それなのに…
特にお風呂の排水口では、
「どうやって分解すればいいの?」
「え?! この奥にもまだあるの?!」
「分解して洗ったけど、上手くはまらない〜」
というものが意外に多いのです。
金網一枚に「釣鐘」(防臭のための蓋) だった昭和がなつかしい…
「面倒」「はまらないかも」と思うと、ついつい手が出なくなり、本格的な詰まりの原因にもなります。
排水口は、なるべくシンプルに。
複雑そうな既製品なら、モデルルームで何度も分解手順を見せてもらい、納得することをお勧めします。
狭くて手が届かない
お掃除は、無理のない自然な姿勢でできてこそやる気になるというもの。
それなのに…
「何の苦行?!」という場面も多いのです。
マンションの洋式トイレの一例。
便器の奥、タンクの下は、湿気と汚れの宝庫です。
「ちゃんと拭いておかなくちゃ」と手を伸ばしたら…
壁と便器に挟まれて、前進できないのです!!
天井を仰ぎ、体を捻りまくって手を伸ばすも、空回りする指先に力が入りません…
トイレの幅をギリギリまで削ったためでしょうか…
蛇口の背後も、汚れやすいのにスポンジが入らないなど。
「スキマ用アイディアグッズ」もいいですが、そもそもそんなものを使わなくても普通に掃除できるスペースをください。
拭けないガラス
芸能人のお家もたくさん行きました。
ステキなお家もたくさん行きました。
めちゃくちゃ多いです。
拭けないガラス…
吹き抜け部分のはめ殺し窓。
グラグラする3連ハシゴをかけて、プロでも命がけ。螺旋階段なら、ハシゴが掛からないのでアウト。
欧州風の上下スライド窓は、裏側が拭けない。
ねじり上げるジャルジーは、一番上の外側が拭けない…
高級低層マンションに多いのが、コーナーはめ殺しガラス。
せっかく洒落たデザインなのに、外側は汚れ放題!
ガラスって、汚れると一気に安っぽく見えるんですね…
「必要な時だけ引き出す」というプリーツ網戸。
キッチン近くで引き出しっぱなしにしていると
プリーツの谷にいちいち油っぽいホコリが詰まり、こすれないので、汚れは取れません。
熱心にあなたに説明しているセールスマンは
絶対に教えてくれないことです。
「掃除が大変」なんて。
意地悪だから?! 違います。
彼らは、住んでいるわけでも、掃除しているわけでもないんですから…
![]() ワーク&ライフイノベーター ( 女性活躍推進コンサルタント ) 神戸大学卒業。兵庫県立神戸高校卒業。兵庫県芦屋市出身。菊正宗酒造株式会社人事課勤務。子育て中に30歳で再就職。ハウスクリーニング運営20年、2,000件以上を施術。北海道ガス関連会社のハウスクリーニング事業の立上げを指導。現在は全国各地で年間200回以上の講演、研修を受託している。 オフィシャルサイト http://hibikirei.com/ |
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