今日は…とてもよく似ていて非なる撥水と防水の話。豆知識としてどうぞ!
よく店頭で
お客様:「このコートを防水して!」
店員 :「あ!撥水加工ですね。やっておきます!」
と会話の噛み合ってない、でも通じてしまう。そんな何気ないやり取りを耳にします。
それほど大きな問題ではありませんが、あえて言わせてもらいます。
とても似ていますが違います
何が違うかというと、ズバリ通気性があるか?ないか?なのです。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
防水加工のお洋服を着ていると、汗(水蒸気)が外に出ないので体が非常にムレます。暖かい日だとお洋服内側が、雨ではなく汗で濡れてしまいます。
撥水加工の衣類は、汗のモヤモヤは多少衣類の外に出るのでムレにくいのです!!
通気性を持たせてあるので比較的快適です。
レインコートなどで、みなさまもこんなご経験があると思います。
★防水加工とは、「レインスーツ・コート、雨合羽」などがそうで、
(1)水滴を一切通さない加工。通気性はない。
(2)製造する時にあらかじめ生地に水を通さない素材をコーティング・接着してあり、防水テープで縫い目からも雨が入らない。
(3)生地に穴が空いたり、コーティング素材に寿命がこない限り防水性はOK
(4)後から加工を追加することはできない。
(5)汗をかいたりするとムレます。
★撥水加工とは、「コート、スポーツウエアー、ダウンジャケット、特に登山ウエアー代表格」などがそうです。
(1)水滴を弾くが、体から出る水蒸気は外に出せる加工。通気性あり。
(2)あとから撥水剤を使用して、衣類の表面をコーティングすると撥水効果を追加できる。
(3)防水加工より水滴を通さない効果は劣る。着ている時の摩擦や、雨に濡れる、洗濯で効果は落ちる。
(4)汗をかくようなことがあっても通気性があるためムレにくい。
撥水加工は、飲み物、油を含んだ食べこぼしのシミに効果的ですよ。
春物のファッション、白っぽい、パステルカラーの汚れが目立ちやすいお洋服には、頼りになるボディーガードとして使用されると、長〜く素敵なお洋服を保てるかも。
「防水加工」は「撥水加工」似て非なるもののお話でした。
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(文/Yoshihiro Tamura)
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