前置き無しでコチラです!
撥水(はっすい)スプレー!!!
私は日頃クリーニング店の受付に立っているのですが、この時期は特にお酒や食事をこぼしてしまったお客さまが「シミ抜きして~!!」と駆け込んでくのがお約束だったりします。 電車内や人混みなど
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マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
宅配・保管クリーニング(ラクリ)
中でも色の濃い赤ワインは白やグレーのお洋服につくとメチャクチャ目立つ。これじゃあ楽しい飲み会もテンション下がっちゃいますよね。
でも!!!
撥水スプレーがあればアナタの気分も、お洋服のシミもガードすることができます!!!
なぜ撥水スプレーをオススメするのかというと……
撥水スプレーは実は「保護剤」でもあるんです!!!
レインコート等の「防水」は素材の表面を覆いますが、撥水は繊維の1本1本をコーティングするのです!!!さらに繊維の隙間を埋めないことから、風合いや通気性を損なう事無く効果を得られるわけです!!!
ちなみに撥水スプレーの種類は大きく分けて3つ。シリコン系とフッ素系があり、いずれも水しぶきやお酒等の水溶性と呼ばれる汚れからガードしてくれるのは変わりませんが、フッ素系は主にお洋服向けで、油汚れもはじいてくれます。
シリコン系というのは、テントや傘など通気性を必要としない、お洋服以外のものに適しています(撥水効果はシリコン系の方が高い)。
ここでは主にお洋服に使える「フッ素系」について紹介していくのですが、実はオールマイティなるイケてるタイプもあるみたいです!!(買うときは商品の用途や説明をよく読んだり、店員さんに相談しながら選んで下さいね♪)
さて、いよいよそんな超便利!撥水スプレーの使い方をご紹介していきたいと思います!!
・必ず天気の良い日に屋外でスプレーして下さい。
・スプレーの噴霧を吸入してしまうと成分中の有機溶剤によって気分が悪くなる場合があります。
・万が一、気分が悪くなってしまった場合は医療機関に相談しましょう。
・ご使用になる前に、必ず製品に記載されている注意事項をよく読んでからご使用ください。
汚れがついたままでは、その汚れごとコーティングする事になってしまいます。
お洗濯をした後がベストなタイミングです!!
私は購入直後が一番オススメしたいタイミングです!
濡れている状態では効果が十分に発揮できなくなる可能性があるのと、スプレーによるシミができてしまう可能性があります。
【衣服にスプレーする場合】
スプレーは洗濯済みの乾いた衣服に使用します。洗濯タグなどで生地の素材を確かめ、目立たない部分で、変色・白化・色落ちがないことを確認しましょう。
必ず風通しの良い屋外で、15cm以上離してスプレーします。液ダレせずしっとり濡れる程度にムラなくスプレーしましょう。スプレー後は、金具やボタンなど繊維以外についたスプレー液を拭き取ってください。
終わったら製品裏面にある使用方法、注意事項に従って十分に乾燥させてから着用します。また、スプレーした衣服を洗濯する場合は、洗濯後再度同じようにスプレーしましょう。
【靴にスプレーする場合】
スプレーを使用するときは風通しのよい屋外で使いましょう。新聞紙を広げ、その上に靴を置いてスプレーすると後片付けが簡単ですよ。
まずは、靴が乾いていることを確かめ、ブラシや布で汚れを落とします。そして、目立たない部分で色落ち・変色の無いことを確かめてください。変化がなければ、15cm以上離して全体にスプレーしましょう。
皮革の場合、スプレー直後は撥水スプレーの有機溶剤で色が濃くなりますが、乾くと元に戻ります。製品裏面の指示に従って乾燥させてください。
【バッグや小物にスプレーする場合】
バッグや小物の場合、スプレーする前にまずは汚れを落としましょう。その後、目立たない部分で、色落ち、変色などがないか確かめるようにします。
布製バッグはスプレー・乾燥中に型崩れを生じる場合があるため、中に新聞紙等を詰めてから使用してください。
クッションにスプレーする場合は、布地カバーを取り外してから布地カバーのみにスプレーしましょう。クッション材にスプレー液が浸透すると、乾燥させるのに長時間かかってしまいます。
スプレーする際は、かならず風通しの良い屋外で、15cm以上離して、液ダレせずしっとり濡れる程度にムラなくスプレーします。スプレー後は金具やボタンなど、繊維以外についたスプレー液を拭き取ってください。製品裏面にある使用方法や注意事項に従って十分に乾燥させてから使用しましょう。
(出展:ココカラファインhttp://www.cocokarafine.co.jp/healthcare/value/howto/2014/02003455.html)
折り畳み傘は、電車に乗るとき等にコンパクトに仕舞えて邪魔にならないのが利点ですよね。
そんな折り畳み傘にも撥水スプレーをかけておくだけで収納時の水切れが格段に良くなります!
それに傘に使われている主な繊維・ポリエステル素材は、撥水剤が浸透しやすい素材です。
お洋服に使って「ちょっと余ったかな??」っていうときは、是非傘にも使って下さい。
特に小さなお子様がいるお宅では、ジュース等をこぼしてシミだらけ……なんて経験がある方って多いと思います。そんなとき、カバーに撥水スプレーをしておくだけで、中まで浸透せず、さらに汚れも付きにくい効果があります。
(ソファーカバーにスプレーをするときは、カバーを外して行なって下さい。クッションが入ったままだと撥水剤の乾燥が遅れてしまったり、乾いたと思ってもクッションに撥水剤が残留していて知らぬ間に気分が悪くなる…なんて事もあるかもしれません。スプレーするときは、気をつけて下さいね^^)
飲み会でのワインのシミからお洋服を守るために書いた「撥水スプレー」ですが、上手に使いこなすことで用途はメチャクチャ広がります。
それにこれから全国的に雪が降る季節になっていきます。雪には大気の汚れが含まれているので、お気に入りのムートンブーツなどにも大活躍してくれるアイテムになりますよ^^
様々な撥水スプレーが販売されているので、使用の際は注意書きや対応している素材をよく見て楽しいファッションライフを送って下さいね♡
クリーニングアドバイザー麻野
麻野 かずみ(Kazumi Asano) くりーにんぐ あさの 代表 「お客様にお洋服を楽しく着ていただくこと」が使命のスーツアシスタント。スーツ販売、スーツコーディネート指南などを経て、現在横浜市にてクリーニングショップ及びオーダースーツの代理店を経営している。 オフィシャルサイト http://cleaning-asano.com/ |
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