今日は、ご家庭で洗って簡単に着られるようにと考えられた形態安定加工シャツのお話です。
形態安定加工シャツってご存知でしょうか。
繊維に樹脂加工や熱処理、ガス処理などをすることによって、洗濯してもシワや型崩れがしにくいので基本的にノーアイロンで着られるシャツのことです。
W&W性(ウォッシュ&ウエアー性=洗濯後のシワの残り具合を表す指数で、5級がシワカット率100%となる)に優れていますが、シャツのお手入れにはルールがあります。(繊維素材や加工方法により多少違いはあります)
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
・洗濯するときはネットに入れる
・水温30~40℃まで
・脱水はしない、または15秒まで
・脱水後はすぐに取り出して振りさばく
・幅の広い目のハンガーに掛けて形を整えて干す
・洗濯のりは使用しない
・保管はハンガーにかけたまま
・アイロンを当てる場合、綿素材の場合でも高温にしない
形態安定加工シャツの一例
写真ではわかりにくいかもですが、向かって右の身頃はシワが発生していないです。(綿100%素材)
このように、ご家庭での洗濯を目的に作られたシャツは簡単なお手入れで済みますが、着用状況や着用頻度、洗濯状況でノーアイロン効果が薄れたり、エリなど汚れが蓄積したりすることがあります。
普段からひと手間かけて、エリ汚れの前処理をするときれいに着られます。
・袖や襟を濡らして石けんをこすりつける
・歯ブラシなどで優しくこする(生地が傷むので力を入れ過ぎない)
もしくは
・液体酸素系漂白剤を直接つける、または襟洗い洗剤をつける
襟元はシャツの中でも一番目立つ部分ですから、ここがきれいだと印象もアップしますよ♪
みか(Mika) 洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中! |
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