布団は夏掛けに変えられますが、マクラのお手入れはどうしている?
今年は5月にしては暑いですね。夏はもっと暑くなるのでしょうか、今から贅沢は言えません。
しかし暑くなると寝苦しい夜となります。毛布、羽毛布団のような冬用の寝具はしばらくお休みにできますが、枕も夏用にチェンジしていますか?私は夏用の枕を持っていません。汗ばむ夜に、できればスッキリした枕で過ごしたいものです。
枕カバーはこまめに洗うことができます。しかし枕自体はどうでしょう!開けてびっくり玉手箱!カバーを取った枕が、黄ばみや輪じみだらけになっていませんか?中まで汚れが浸透している証拠です。
そこで枕の洗い方を考えてみました。
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枕は布団と同様、ダニやカビ、雑菌の住処になり易い。夜遅く帰ってお風呂に入り、髪の毛をよく乾かさないで寝たりすると、枕は湿り不衛生な物になり易いです!そうでなくてもヨダレや、汗を吸い込んで、乾きにくい性質なのでそれを防ぐことは困難。
結局水洗いをしてそれを何とかくい止めるしかないのです。
枕の洗濯は、プロでも悩みます。どうしてかというと、枕の中身、充填物が製品によって違うからです。水で洗いたいが、洗えない物も確かにあり、お断りすることもあります。
さて、
洗濯するのに重要なポイントは?
①洗える枕か?洗えない枕か?洗濯表示ラベルを見て確かめる。(同じ素材でも洗えるように作られたものとそうでないものがあります)
②枕の中身、充填物が何か?確かめる。(中の素材によって水洗い厳禁のものがございます)
③外柄、枕の充填物が何で包まれているのか確かめる。(枕カバーではありません)
④お手間かけますが、洗う前に枕の重さを計っておく!
中の充填物の代表的なものに以下の種類があります。
①ポリエステルわた
②パイプ(ストローを細かく切ったような物)
③ビーズ
④コルマ・ミニボール
⑤羽毛
⑥低反発ウレタン
⑦そば殻
まずは 洗ってはいけない物 をご紹介します!⑥低反発ウレタンテンピオールに代表される低反発マクラは、水を非常に多く吸い込み大変重くなります。洗濯機が洗浄時や脱水時回らなくなったり、水分を絞れていない状況で、持ち上げるとウレタンがちぎれる恐れがあります。
また水分がいつまでたっても抜けない。抜けない内に枕の内部中心でカビが生えることもありますので、水洗い厳禁です。日光の当たらない乾燥した場所で乾かすくらいしかできません。ウレタンは天日の紫外線で、分解しボロボロになる性質もあるのでご注意を。
⑦そば殻(一部使いも注意)水に濡らしますと、茶色い色が出ます。洗濯した水がそば茶になり、中身も外のカバーも茶色に染まってしまいます。
乾燥機(タンブラー)があれば洗濯できるもの⑤羽毛
羽毛は基本的に水洗いできます。水鳥から取ってますので、しかし水に濡らすと、一時的に萎んでしまいます。
洗浄、脱水後に、萎んでしまった羽毛を乾燥しなからほぐして、元のふわふわを戻さないといけません。ご自分でダウンジャンバーを洗われる方は、その要領で行ってください。洗うは易し、ふわふわに戻すが難しです。
家庭洗濯機の柔いコースで洗える物基本的に洗濯表示ラベルで家庭洗濯×の物はお避け下さい。洗えそうな素材でも中の充填物が洗濯により偏ってしまい。元に戻せない場合があります。
①ポリエステルわた
②パイプ(ストローを細かく切ったような物)
③ビーズ
④コルマ・ミニボール
これらは、素材自体は水洗いに強い性質のものです。しかし洗うと少々へたること、偏ることがあります。それを抑えて洗うことが肝心です。(厳密にいうと必ず少々へたります。清潔とへたりをどちらを取るか?です)
①枕カバーを外してください。洗える品物か洗濯表示ラベルを見て確かめる。洗う前の枕の重さも計っておくとgoodです。
②中の枕を、枕より大き目の洗濯保護用ネットに入れてください。(万が一、枕の中身が出てくることがあるため)
③洗剤は中性洗剤が定石ですが、汚れ臭いが気になる場合は、液体弱アルカリ洗剤を汚れの部分に少し塗ってから洗浄してもいいです。
④家庭洗濯機で手洗いコースやドライコースなど、一番洗浄力の弱いコースで洗ってください。
⑤絞り終わったら、手で全体をほぐし、手で元の枕の形に整形してください。
⑥枕は洗濯用ネットなどに入れて、空中に干す感じで乾燥することをお勧めします。平干しすると、下に水分が溜まって乾きにくくなります。
枕専用の干すための器具などを購入しても便利です。
ベランダがいいですが、風通しのよい日陰に干すことをお勧めします。
⑦乾燥したと思ったら、枕の重さを計って見てください。洗う前より重いなら、水分がまだ枕の真に残ってますので、再度乾燥してください。
⑧重さが同じが、軽くなったら(皮脂や塩分、汚れが取れるので)乾燥完了です。これで終了!!
あと枕のよだれの輪ジミは、洗濯だけでは取れません。色柄ものの漂白剤を直接輪ジミに塗り、50℃程度のお湯をスプーンで少しかけ、30分程度待ちます、漂白されたら洗濯機で洗ってください。
私は「おやじ」年代ですので、枕に関しては多少の「へたり」「かたより」は気にしないで、清潔な枕を心がけております。どうせ朝方には、頭にはなく、枕はどこかに行ってしまっているもんで・・・・
これから何かと重宝する枕洗い、是非チャレンジしてい見てくださいね!
(文/Yoshihiro Tamura)
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