夏に着用した衣類のお洗濯と収納前のしまい洗い。
汚れをしっかり取り除かないと、来シーズン着用しようと思ったら
襟や脇に黄ばみが発生!良く聞く話です。
しかし、良く思い返すとしっかりと洗って収納したはずなのに…
この主張も一理あります。
来シーズンまでに、大事な夏服の黄ばみを発生させないために
しまう前にできることを並べてみました。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
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宅配・保管クリーニング(ラクリ)
黄ばみの原因おもに、衣類に残った皮脂汚れや、洗わずにしまった汗の成分などが酸化して黄ばみを発生させます。
ですから、この皮脂汚れを適切に取り除くことが、黄ばみ発生対策の最善です。
<汗・皮脂の除去>汗は水溶性の汚れであり、水で洗えば綺麗に取り除くことができます。
しかし、良くありがちなのがすすぎ不十分。すすぎが足りないと、洗濯物から取り除かれた汚れなどを流すことができず、脱水時に再付着して衣類の中に残る場合があります。
しまい洗い前のすすぎは、できれば「3回」。最低でも2回以上をおすすめします。時短洗濯・節水したくなる気持ちもわかりますが、衣類に黄ばみを発生させては元も子もありません。

皮脂の除去は、アルカリ性の洗剤を使ってしっかりと洗うことが前提です。ドライマーク対応の中性洗剤では、皮脂に対する汚れ落とし効果は期待しないでください。
また、皮脂の除去は洗濯水の温度を上げることにより、きれいに除去できます。
綿の白いTシャツなどは、黄ばみ発生の典型例ですね。
水ではなくお湯で洗うことにより、すっきりと取り除くことができますが
注意点として、お湯の温度を上げすぎないことが大切。
40℃が適正温度です。(お風呂の残り湯を使うのが一番理想的です)
50−60℃と温度を上げてしまいますと、タンパク質が固着して逆に汚れが取り除けなくなってしまいます。

お風呂の残り湯を使ったら、しっかりと水道水ですすいでくださいね。すすぎは3回が理想です。
一方で、黄ばみが酸化による現象だとしたら
「無酸素状態」での保管も黄ばみ防止の効果的な方法です。
衣類の保管パックを購入し、上手に使うと良いでしょう。

また、半袖ワイシャツの黄ばみ防止は、やはり
・クリーニングに出すこと
・たたみ仕上げにすること
・2日程度吊るしておく(ビニールはかけたまま・湿気を含んでいる場合もあるので=乾燥不足)
・大きな袋に入れて袋を閉じ脱酸素を心がける
カビの発生も、黄ばみの発生も仕組みは似たようなものです。
発生要素の一つを取り除くと、効果的に防止できますので
脱酸素の状態を作ることができれば、発生を最小限に防ぐことができると考えます。
今年こそ黄ばみ発生さようなら。
収納前は、しっかり洗って・しっかりすすいで
これらを心がけましょう。
この記事を書いた人
関 誠(Makoto Seki) ゼンドラ株式会社・代表取締役
クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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