<手洗いのすすめ>
上手にお洗濯する心がけとして、まずは最初に洗濯もの一つ一つをよくご覧いただきたい。そのチェックのポイントとして、次のことを確認いたしましょう。
①洗濯絵表示を確認して、どのように洗うのかを仕分けしましょう。
②洗濯物の汚れを見極めましょう。ひどく汚れているなら、その部分を先に部分洗いしてください。
③洗濯物に合わせた種類の洗剤を選んでください。色物と色・柄の濃いものは、使用する洗剤が違います。蛍光剤が入っている洗剤は、色・柄物には向きません。
また、石けんを使用した洗剤は、洗浄力があり白物には効果的ですが、水に溶け難くい洗剤や、石鹸カスが発生しやすい洗剤は、色・柄物への使用はさけましょう。
④適切な洗濯物の量で洗い増しよう。詰め込みすぎは禁物です。また洗濯機で洗う場合は、適切なコースの選択も大切なポイントです。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」


宅配・保管クリーニング(ラクリ)
さて、①の洗濯物の仕分けですが、これは同じ水洗いでも、デリケートな衣類としっかり洗える衣類では扱いが違います。これは当たり前なのですが、しかし洗濯絵表示で手洗いの表示がある場合、洗濯機の手洗いコースで洗う方が多いのではないでしょうか?
洗濯機の手洗いコースが、「ダメ」と言うわけではありません。ですが、やさしく・しっかりときれいに洗うならば、自分の手で手洗いされた方が明らかに優れているでしょう。
手洗いの方法を、皆様に簡単に説明しましょう。
(1)まずは洗面器やタライなどに水を入れます。この場合、そこの深いバケツより、幅の広い手桶のようなものの方が洗いやすいと思います。
(2)洗剤の使用量は、容器の使用法に記してありますので、それに従ってください。
手洗いの場合、基本一点洗いです。欲張って一度には何点も洗おうとしないでください。
(3)洗い方には三種類あります。やさしく洗えるのは「振り洗い」です。
これは洗濯物を洗面器の洗濯液中にしっかりと漬け込んで、洗濯液の中で左右に振るようにして洗う方法です。洗濯物を直接揉んだりせずに、左右に振り動かして洗濯液の動きで汚れを落とします。
最もデリケートな、シルクなどの素材に対応する洗いです。(あくまでも、家庭洗濯ができるものに限ります。)
一番しっかりと洗う方法は「揉み洗い」です。両手で洗濯物をもって、汚れをもみだして洗います。汚れの部分には洗濯物をこすりつけて洗います。
また洗濯板を使用する方法もあります。但し、洗濯板の使用方法は、洗濯物を洗濯板にこすりつけるのではありません。洗濯板に洗濯物を広げて置き、手のひらで洗濯物をこすりましょう。
やさしく洗いとしっかり洗いの中間が、手洗いのポピュラーら洗いと言える「押し洗い」です。洗面器の洗濯液に洗濯物をたたんでつけこんで、洗浄液が洗濯物に浸み込むように全体を手のひらで抑えます。その手を緩めて洗濯液を全体に行きわたらせて、また再び押し込みます。これを30回ほど繰り返してください。
実際の手洗いでは、この洗い方をどれが一つ繰り返すのではなく、適切に複合させて洗ってください。
全体に洗濯液を馴染ませる「振り洗い」そして汚れと洗濯液を可溶化させる「押し洗い」、汚れのひどい襟・カフス・シミの個所などは「もみ洗い」を上手に複合させれば、デリケート洗いの衣類もこわくありませんね。
夏物の衣替えの際には、汚れをしっかりと落としておきたいものです。
漂白剤を使う方法は、またの機会にご紹介したいと思います。
(文/Takeshi Tsukiyama)
TAKESHI TSUKIYAMAの最新記事
イドカバネットは
衣類やお洗濯・お掃除など日常生活にまつわる情報を毎日お届けしています
気に入ったらFACEBOOKやTwitterから更新情報を入手してね