今日は、綿パンツのひざウラや太ももの付け根に深く入った「シワ」の伸ばし方をお教えします。
先日、幼稚園の運動会に参加しました。
「整列してください。」といっても、幼稚園先生は大変。数人の園児はあっちこっちに走りまわります。その都度、園児を小走りに追いかけては捕まえ、園児の目線にしゃがんでなだめることを繰り返しておりました。
先生はみなさん、ベージュの綿パンツを履いていましたが、それを見てビックリ!芋虫の背中のように深い多数のシワが付いているではありませんか!
幼稚園の先生は、これだけ「しゃがんでは立ち」を繰り返すヒンズースクワットのような重労働な仕事なのだと改めて気が付いた次第です。
さて職業柄ですが、このように「綿パンツ」に着用中のシワがあると「伸ばさねば!」と思ってしまう次第です。
みなさんの中には、そのユーズド感のシワがいいだよ~という方もいると思います。それはそれでOKです。しかし気になるたくさんいらっしゃいます。
そこでなかなか取れない、ズボンのシワの取り方について説明したいと思います。
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なぜ「きっついシワ」ができるのか?
繊維は、
① 乾いている状態では同じ形をキープしようとする性質があります。
② ズボンは乾いる状態で屈伸したり、長時間座ると、折れた状態でシワが付き、それをキープしようとします。
③ また汗に等で濡れた状態に一旦なり、シワが付きそのまま乾くともっときついシワになります。
…と、こんなところです。それを伸ばし戻すには、洗濯後濡れ掛けか、霧吹き、それとアイロンがポイント!
① 繊維は水に十分に濡れて繊維が膨らむと、繊維本来の形に戻ろうとします。洗ったり、霧吹きでシワを湿らすとシワが緩和されます。
② 十分に湿った繊維(膨潤している)は、アイロンの熱と平らな底面で真平らに成型し、水分をアイロンの熱で蒸発させ、乾燥してしまえば「真平ら」をキープします。
③ アイロンスチームも効果はあるのですが、水の粒子が細かいため、繊維を十分に湿らすことができず、通り抜けてしまうので、綿ズボンのきついシワではなかなか効果でません。
そういったことで綿ズボンのシワの取り方の手順
① まずズボンを裏返します!(アイロンのアタリを出さないためです。アイロンを強く押し込んで掛けるとアタリの原因になります。)
② シワがあるところに霧吹きを掛ける。色が変わるまでしっかり濡らしてください。(ズボンごとタライに浸けてもいいです。)
③ シワのあるところを手で延ばし、シワを平らにする。(手アイロンと言います)
④ その後中温でアイロンをゆっくり掛ける。水分が残らないようにしっかり乾かすようにかけてください。
(ここでアイロンをこねくりまわさないで!かえってシワを作ります。乾燥しきらないと、湿気でシワが戻ります!)
⑤ 表にひっくり返して、アタリがでないように軽く表面をアイロン掛けする。
⑥ もし取れてなかったら、もう一度繰り返してください。
綿のシワは、よく濡らして、アイロンでしっかり平らにして、ちゃんと水分と熱を取って乾燥させるのがポイントです。
ヒザの裏、正面の足の付け根など深いシワが気になったらこの方法を試してみてください。
(文/Yoshihiro Tamura)
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