現在の高気密住宅では、梅雨時期だけでなく、冬のカビにも注意しなければいけません。
今日は冬のカビ発生ついて、その原因と対策を考えてみます。
★意外と多い、冬のカビ発生要因
壁や窓ガラスやアルミサッシにべったりと結露が発生します。これは、屋外と室内の高い温度差に加え、加湿器による高湿度環境が主な要因です。
これに加えて、洗濯物の部屋干しもカビ発生の原因になります。
冬だから空気が乾いていると思いがちですが、現代の住環境は高気密高断熱の住宅が多く、発生した余分な湿気がいつまでも室内にこもり、屋外へ逃げていきません。
また、寒いと空気の入れ替えも行われにくいため、これらが窓際の結露の原因になります。
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この他に、鍋料理から出る湯気も相当量の結露を発生させます。鍋を食べている時は、寒くても換気扇をつけるなど強制換気が必要です。
★一日中、湿度の高い状態が続きます結露が発生している室内では、丸一日中、湿度が高い状態であると認識すべきです。
・・・というのは
結露が発生する原因の一つに高気密があり、発生・放置された結露が日中に蒸発し室内に充満。
太陽光や暖房設備によりリビングの室内空気は温められるが、湿気はその反対に、空気の動きの少ない寒い部屋などに移動・充満し、その場所でカビが発生しやすい環境をつくってしまいます。
なので、カビを発生させないためには
寒くても我慢!
昼間の空気の入れ替え「換気」が必要
です。

午後2時〜3時頃に一度。
キッチンの換気扇を稼働させて強制的に室内の湿気を排出させましょう。
人の出入りがなく空気の動きが少ない部屋や物置・納戸なども、扉を開けるなど空気の入れ替えを行いたいものです。
★もし結露を見つけたら冬のカビは、空気を動かすこと・換気をすることでその発生原因を大きく減らすことができます。
そして、結露を見つけたら躊躇せずすぐに拭き取ること!これも大切です。
しかし、いくら日中換気をしても、夜なると湿気は溜まっていきがちです.

夕食の準備炊飯器や調理で発生した水蒸気もその一つ。
また、お風呂場から発生する湿気は、浴室との出入り時に一気に室内へ駆け巡ります。

特に浴室換気は24時間休みなくおこない、日中の浴室は、乾いた状態を維持しなければすぐにカビが生えてしまいます。
★気をつけたい洗濯物の部屋干し冬はどうしても洗濯物が乾きにくく、室内での部屋干しも必要になってきます。
しかし、部屋干しの際には換気扇を回すなど空気を動かすことが大切です。

反対に部屋干ししている室内を締め切り、その部屋で除湿機を稼働させるのも、カビを防ぐだけでなく部屋干しの洗濯物を早く乾かすコツです。
カビ予防の観点から見ると、洗濯物に含まれていた水分が室内を漂い、部屋のどこかでカビの原因を作っていると認識すべきです。窓枠に発生した結露だけでなく、空気の流れの少ない物置や納戸・ウォークインクローゼットなども注意が必要です。
また、結露が原因で発生したカーテンのカビも冬のカビの大きな特徴。特に気をつけたいです。
この記事を書いた人
関 誠(Makoto Seki) ゼンドラ株式会社・代表取締役
クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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