お客様に相談された話ですが
今日は「アイロンのスチーム・霧吹・ドライ機能は何が違うのか?」にお応えします。
下に続く
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最近はスチームが霧吹きのかわりだと思って、なんでもかんでもスチームを使う方が多いです。
アイロンより、吊るしたままシワが伸ばせるというスチーマーの方が売れ行きがよいのもうなずけます。
しかし仕上がりが「イマイチ?」というご経験はありませんか?スチームのみではシワ伸ばしの万能薬ではありません。
実は「霧吹きの水分」と「スチームの水分」とでは、霧吹きの水滴のほうが大きく、スチームは小さい水滴(水蒸気)になっている点が違います。霧吹きの水滴は布地を湿らせるのですが、スチームの水滴は繊維を通り抜けてしまいます。
またドライ機能には水分はありません。熱と圧力で生地を平にする光沢を持たせる効果があります。
従って
(1)スチームは、風合い重視!柔らかい衣類をふんわり仕上げに使用する。(ウール生地全般、セーターなど)
(2)霧吹は、非常にきつくついたシワを伸ばしたり、縮んだ縫い合わせ部分を伸ばす仕上げに使用する(綿・麻のブラウス・パンツ)
(3)ドライは、生地を平たく伸ばし、光沢のある仕上げをする、またはキッチリ折り目をつける。(シャツ・ブラウス・パンツ・スカートのクリース付け)
などの使い分けをするのです。
<注意点>
・スチームアイロン掛けの後に即座にたたむと、熱と湿気でシワが発生してしまいます。しばらく放置し、温度・湿気が抜けるのを待ちましょう!
・霧吹・ドライアイロン掛けは、アタリ・テカリの原因にもなります。
・霧吹き機能はアイロンに付いていることが多いですが、ムラがあり、あまりよい水滴とは言えません。別にスプレー・霧吹をお持ちになること広範囲に良質な水滴が行き渡るのでオススメです。
夏物をパリット仕上げて来年の備え、冬物セータをふんわり仕上げて寒い冬をお迎え下さい。
(文/Yoshihiro Tamura)
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