「秋はなんででしょうか?サビの汚れが多い季節」秋になると、クリーニング店では結構厄介なご依頼が多くなります。
例えば
「色が抜けた~」
「エリ、袖口、ワキが真黄色になった。」
「他の衣類の色が移った」
などです。
お客様は気づいておりませんがその中に「サビ」の染みも多く含まれています。
すみません、何故だかわかりません。
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サビが付く原因は、時計、ネックレス、バックなどの金属部分から金属粉がついて、始めは気づかないのですがそれらが酸化して色が変わりシミとなるのです。
よくタオルケット、シーツ、毛布類にもあります。なぜでしょうか?
それは、家庭洗濯で干している物干し竿やベランダの手すりが原因です。一直線上にポツポツと、ちょうど半分に折った部分に発生しているのが特徴です。
これは何度も発生するので、物干し竿、手すりのサビ、もしくは金属粉が発生しないようにするしかありません。「物干し竿なら買い換える」「両方ともクリアーなペンキを塗る」
などの処置をする必要があります。
サビにもいろいろな色があります。赤茶色、オレンジ、黒、緑とあり、普通はサビだかどうかもわかりません。
赤茶色、オレンジは、一般的に鉄「サビ」とわかりますが、黒?緑?はどんなものでしょうか?
黒は銀金属製品、緑は銅金属製品が主な原因です。
時計でネッレスで「銀」「銅」の製品なんか使ってないよ!とおっしゃる方も多いと思いますが、時計やネックレスなどの金属は、結構いろいろな金属が混ざってできています。
その中のわずかな銀や銅が酸化し、サビてシミの原因になります。
金と思っているのが真鍮が含まれていたりするのです。また、脇の消臭スプレーの銀イオン配合の製品も、ワキが黒ずむ原因になります。
飛び散ってもいますが、主に発生場所も限られます。
時計の場合:左腕にされていれば、左袖口周り
ネックレスの場合:当然レックレスの当たる首周り
消臭スプレーの場合:脇
干す棒の場合:干した時に棒が当たる一直線上に
さて、このサビは落ないのか?洗濯機で洗うだけでは中々落ないことは経験されたことはあると思います。劇的ではありませんが、洗濯前の処理方法はあります。
(1)レモン汁
サビのレモン汁を垂らして乾かないように24時間放置して、洗います。それでも落ちない場合は塩とレモン汁を混ぜ、少し擦ってください。生地を傷めないか?目立たない場所でテストすることをおすすめします。その後洗ってください。
(2)普通の酢
サビの染みの箇所を小皿に酢を入れ、乾かないように24時間浸して放置し、その後洗います。
(3)重曹のペースト
好みの量の重曹を水に解き、サビの染み部分に塗ります。3時間くらい放置して、その後洗います。摩擦しても大丈夫な生地は歯ブラシで擦ってから洗います。
この3通り行ってもダメなら、クリーニング店へ相談してください。
クリーニング師はサビを落す専用の薬品を持っていますし、鉄粉を繊維から取り除く、ブラシ、超音波装置、スプレーガンなども持っています。
(文/Yoshihiro Tamura)
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