毛布のお洗濯に、コインランドリーを利用する方も多いかと思います。
そこで、毛布のお洗濯の注意点、特に乾燥にまつわる注意点を2〜3挙げてみました。
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
洗濯機の大型化により、ご自宅で毛布のお洗濯を済ませる方も多いかと思います。
今の毛布は、綿やポリエステルやアクリルなどが主流。
洗濯機でジャブジャブ洗っても、ほぼ問題は無さそうです。
しかし、注意点が一つあります。
7kg・8kgなど大きな洗濯機だからといって気をつけなければいけないのは、二枚重ねのマイヤー毛布です。
マイヤー毛布とは、最初は、ドイツのカールマイヤー製のラッセル機で編み込む方法でつくられた毛布の事で、素材の違いではなく製法の違いによる製品名です。
アクリルやポリエステル素材なのは普通の毛布と一緒ですが、マイヤー毛布は毛足を長くして高級感を出しているのと同時に、二枚重ねで縫い合わせている場合が多いです。
するとどうでしょう?乾燥時の重量でも1枚3kgを超えるものも少なくありません。
そしてそれが濡れると、素材的に吸水性が低いもの…とはいえ、重量は相当なものになります。縦型の洗濯機から出すのも一苦労することも。
そして、女性やご年配者では持ち運び出来なかったり、コインランドリーの場合、乾燥機へ移す事ができなくなるほどの重さになる場合もございます。
マイヤー毛布の温かさは歴然ですが、素材がポリエステルやアクリルであることから、吸湿性が低く、内部が汗でベタベタする弱点も合わせもちます。なので、毛布はかなり汚いですので、ぜひともこまめに洗って欲しい毛布の一つです。
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さて、シーズン終了後の毛布のまとめ洗いは、洗濯は家の洗濯機で…乾燥はコインランドリーで…という方も少なくありません。
がしかし、洗濯表示を見てみると、ポリエステルやアクリルの一枚毛布、二枚重ねのマイヤー毛布ともに、「タンブラー乾燥はお避けください」と書かれている事が多いですが、乾燥機に入れてグルグル回っている光景を良く見かけます。
ポリエステルやアクリル毛布など化繊ものは、竿に干しておけばすぐに乾きますが、まとめて洗った場合は、どうしても乾燥機に入れたくなりますよね。
タンブラー禁止となっていても、自己判断で乾燥機に入れる場合は、乾燥時間は極力短くしましょう。
アクリルもので一枚なら、おおよそ20分も回せば十分に乾くと思います。
でも、よく見かけるのが、下着やシャツなど綿の洗濯物と毛布とを一緒に入れてタンブラー乾燥している場合。アクリル毛布の方は過乾燥になってしまいます!
アクリルはもともと熱に弱い素材ですので、過乾燥してしまうと毛布の起毛部同士が絡まってしまいやすくなります。こうなると、本来の毛布の温かさが激減してしまいますから、注意が必要です。
写真:起毛部がたがいに絡み合い、球のようになってしまったフリース
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もう一つの注意点は、コインランドリーの乾燥機は、ひとまわり大きめのものを選びましょう。
小さな乾燥機に毛布を詰め込んでいる方を見かけますが、乾燥代を節約したい気持ちはわかりますけど、これでは部分的に乾いてしまったり、風がまんべんなく当たらず、乾燥時間が余計に長くなります。ポイントは、一回り大きめの乾燥機に毛布を入れましょう。
お店に持ち込んだり引き取りに行かずに済む、配達してくれるクリーニング店をお持ちですか?
ふとんや毛布のお洗濯には、この集荷・配達システムがとても便利です。
コインランドリーでの洗濯/乾燥よりも若干高くなりますが、洗ったり乾燥したりの手間は省けますので、とても便利ですし、仕上がりの差は歴然です。それに、配達してくれるクリーニング店なら、さらにコストパフォーマンスは良いです。
さあ、これから活躍するタオルケットのかわりに…
これまでお世話になった毛布は、また秋まで押し入れの中へ。
衣替えと一緒です!毛布も必ず洗ってから収納してくださいね。
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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