ちょっとまって、その収納方法。次に使う時は、シワが戻りません!!
この時期に、利用することが多い圧縮袋。
お布団の収納、衣替え、旅行、などに、かさばる物をコンパクトにまとめる事が出来る優れもの。
ですが、正しく使わないと次に使う時に皺だらけになるなど、ちょっとした注意が必要です。
今回は、圧縮袋の正しい使い方と注意点をまとめてみました。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
掃除機で吸引(バルブ式)
大きなお布団などを、圧縮するタイプ。サイズも大きく、掃除機で袋の中の空気を吸引する事で、圧縮していきます。
掃除機で圧縮していく時は、3分以内で吸引しましょう。中の空気を最後まで出し切るために、吸引しすぎると掃除機に負担がかかり、壊れてしまいますよ。
出典:セシール
手で空気を押し出す(逆止弁付)
小さなサイズで、旅行のパッキングや、赤ちゃんのオムツなどをコンパクトにまとめます。衣類を入れ、端から手で丸めて行くことで、中の吸気を外に出し、圧縮していきます。
出典:セシール
100円均一や、ホームセンターなどで販売されている圧縮袋。
旅行で使用する時は、薄手のものでもOKです。何度も使用する事を考えると、少し厚手の物が良いですね。
圧縮袋を使用する時に、中に衣類を入れて、空気を出すだけ!と思っていませんか?
ちょっとしたコツで、もっと上手に使えるようになります。
チャックの内側を濡れタオルで拭く!
説明書にも書いてある事が多いですが、チャックの内側を固く絞った濡れタオルで拭くことで、チャックの密着度が上がります。
つまり、時間が経つと、空気が中に侵入してくる可能性が減りますよ。
羽毛布団に使用する時の注意点
かさばる羽毛布団には、圧縮袋を使いたいところですが、ダウン70%以上の羽毛布団だけに、専用の羽毛布団用圧縮袋が使用できます。
それ以下だと、フェザーの羽軸が、内側から突き出たり、折れたりするため、次に使う時に羽毛が膨らまず、フワフワの風合いが戻らない事があります。
じつは、羽毛布団のためには、圧縮せずに購入した時に入っていた布団袋で収納する方が無難です。
元のサイズから考えると、四分の一ぐらいのサイズになるので、少しは小さくなりますね。
やっぱこれだね~♪冬のポカポカアイテムは、ダウンジャケット?プリマロフト?
まずは、きれいに洗って、しっかり乾かし、きちんとたたみ、丁寧に袋の中にいれます。
当たり前の事ですが、汚れが残っていたり、完全に乾いていないとシミが出り、カビが発生する原因になります。
また、入れる服は、基本的にお家で洗濯機で回せる衣類にしましょう。間違っても、スーツやコートなどは入れないようにしてください。
圧縮しすぎないようにする
カッチンコッチンになるまで、袋の中の空気を抜くのはよくありません。1/3程度空気が抜けるぐらいで、ちょうど良いです。
ほどよく小さくなって、衣類に負担がかからない程度にしましょう。
毎年、衣替えが終わると「プレスだけお願いします。」と衣類を持ってクリーニング店を訪れるお客様がいます。
長時間、圧縮袋でぺっちゃんこになったお洋服に入ったシワは、繊維が折れてしまい、洗いなおしたり、業務用のアイロンでも、シワを完全に取り除く事ができません。
ただし、旅行で使用する時は、圧縮時間が短いので、折りシワを気にせず小さくパッキンしましょう。
最近では、ハンガーにつるしたまま圧縮できるタイプもありますが、大切なのは、用途に合った物を使い分ける事です。
それでも、クローゼットの中が衣類でいっぱいならば、そろそろ断捨離の時期ですよ。
今回の担当は、アイチャク284のあやでした。
(関連記事)衣替えや衣類の収納・リサイクルなど、こちらの記事もよく読まれております。
子ども服の古着リサイクルが大好評!お母さんたちの子育てを応援します
あや(Aya)
ファッション大好き!大手アパレル企業・染み抜き屋を経験し、数々の想い入れのある衣類のケアをおこなう職人。現在は、福岡市を中心に、染み抜き、染色、デニムリペア、リフォームなど、洋服のトータルメンテナンスで活躍中。
オフィシャルサイト
http://niyaho.blog.jp/
あやの最新記事
イドカバネットは
衣類やお洗濯・お掃除など日常生活にまつわる情報を毎日お届けしています
気に入ったらFACEBOOKやTwitterから更新情報を入手してね