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今日のお話は、洋服など衣類についての基本的なこと。
衣食住についてです。
なぜ「衣食住」と呼ぶのでしょうか?書くのでしょうか?
大辞林第三版の解説によると
いしょくじゅう【衣食住】
着ることと食べることと住むこと。衣服と食物と住居。生活の基本的な要件。
出典|三省堂
デジタル大辞泉の解説によると
い‐しょく‐じゅう 〔‐ヂユウ〕
【衣食住】
1 衣服と食物と住居。生活をしていく基礎。2 暮らしを立てていくこと。暮らし向き。生計。「―も思うにまかせない」
出典|小学館
となっております。
うーん…だよね~
当たり前の事しか書いてありません。。。
これが、違う順番だったらどうなのでしょう?
不思議ですよね。なぜこの順番なのか?
実は実は。
これには「深いワケ」があると私は考えております。
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
衣食住と書くのは、人間が生きていくうえでの最低限の優先順位を記しています。
つまり、食や住も必要ですが
(食や住でお仕事されている人は、ごめんなさい)
人間には「衣類」がないと生きていけないものであることを
これ以上でもこれ以下でもなくわかりやすく解説された言葉です。
それではなぜ衣食住の順番なのか?
あなたもわたしも…
すべての人間が経験してきたこと。
生まれてきた時の赤ちゃんを思い出してください。
赤ちゃんは産湯に入り
きれいに体の汚れを取り除かれます。
とても気持ちよさそう…ではなく
びゃーびゃ―泣いている場合が多いですよね(笑)
そしてその後どうなりますか?どのような順番でしょうか?
お乳ですか?寝かされますか?
はい、おくるみです!
衣類をまとうことが最優先の順位となります。
生まれたばかりの新生児は、体温調整が未熟です。
だから真っ先に体を温めることが必要になってきます。
食事=授乳よりも
住環境=コット(新生児を寝かせるプラスチックケース)に寝かされることよりも
衣類をまとい体温調節をはかることが先です。
だから衣食住の衣が真っ先なのかな~と。
それでは…
大人の場合はどうでしょうか?
例えば…
着ていた洋服が濡れてしまっていたら風邪を引くかもしれません。
冬場でしたが命を失う危険もあります。
東日本大震災で被災し、津波に流されるも一命を取りとめた方々の話を伺うと
「まずは着替えたかった」
乾いた洋服を取りに自宅へ歩いたり
着替えが無ければ毛布に包まるなどして、暖を確保することが先だったそうです。
当然です、3月でしたから。
その後、水や食事で空腹を満たし、自宅に戻ったり避難所へいったりと住環境の確保。
この時も「衣食住」の順番であったそうです。
不思議です。
この順番を意識して衣食住の言葉を決めたのかどうか定かではありませんが
人間が自分自身の命を守るために行動する順番そのものが
衣食住となっているのです。
それだけ「衣」というものは大切なもの。
食も住も欠かせないものではありますが、衣が確保されてこそ次に食・住と続くものだと考えます。
その大切な「衣」。
生活を豊かにするのも「衣」の役目です。
これから毎日
明るく楽しい「衣」にまつわるお話をお届けしてまいります。
お楽しみに♪
![]() ゼンドラ株式会社・代表取締役 クリーニング・テキスタイルレンタル業界の専門新聞社。当サイト「イドカバネット」の運営を行ないながら、洗濯の楽しさ・クリーニングの素晴らしさを伝える。最近は、洗濯サービスと他業とのコラボレーションを研究し全国を奔走している。 オフィシャルサイト http://www.zendora.co.jp |
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