こんにちは。
絹糸の美しさに魅せられている、生まれも育ちも滋賀県大津市という生粋の湖国人間の「みか」と申します。よろしくお願いします。
私は趣味で洋裁をしますので、色んな布を見るのが大好きです♪
手芸店などに行ったらしばらく離れないくらいに。(笑)
下に続く
電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
多種多様の素材に染色(柄)、織り、組み合わせ、ボタンや小物類は見ていて飽きませんが、
布での一押しはやっぱり「絹」ですよね。(「絹布」は「けんぷ」と読みます。)
優雅な光沢、手触り、ドレープ…ため息でちゃいます、お値段も。(笑)
さすが「繊維の女王」です。
そんな美しい絹糸をせっせと作っているのは『蚕』(かいこ)です。
一生の間に桑の葉を約20g食べて25日で成長します。大人(熟蚕)になったら全身が黄金色になるんですって!
大人になった蚕は、1分間に約60回頭を振りながら糸を吐糸口から吐き出しながら繭(まゆ)を作ります。その頭を振る動作を『シルク・ウェーブ』と言います。1300~1500mを2日かけて糸を吐き、その後蚕はさなぎになり、約10日で蛾になります。お疲れさまです。
この繭を熱湯に入れてほぐしながら糸にするのですが、一番初めにこの方法を発見したのはほんの偶然からだったようです。
絹の発祥は紀元前2460年ごろ中国の黄帝の王妃・西陵がお湯の中に繭(まゆ)を落としてしまい、それを箸で拾い上げようとしたときに箸に巻きついてきたのが絹糸の発見といわれております。
http://www.marusyosangyo.jp/kawariito/silk.htm
(参照「生糸、絹糸、シルク」より引用しました。)
ネクタイ1本分では、繭140個分を使うそうですが、着物になると、3000個分は必要だそうです。
絹糸は、昔はとっても高価な・貴重なものだったので、金と同じ価値があったそうです。1gで9000mにもなるほど極細の糸です。これは、繊維の長さを表す基本単位にもなっています。
また、絹貿易のために中国の西安(長安)からトルコのアンタキアを結ぶ7000㎞を『シルクロード』というようになったのは、あまりにも有名な話です。
ちなみに、シルクロードの最初の部分「シルクロードの最初の区間、天山回廊の交易路網」は2014年に世界遺産登録されました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC38%E5%9B%9E%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
(「第38回世界遺産委員会」より)
シルクロードの7000kmって、どんな旅だったのでしょうね。山河あり、砂漠ありでとても
厳しい道のりだったことは想像に難くありません。また、そこに流れる悠久の時間を感じます。と、ちょっと脱線。(笑)
世界遺産といえば、富岡製糸場と絹産業遺産群も2014年に決定したのは記憶に新しいですね。
世界遺産としての価値
「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、長い間生産量が限られていた生糸の大量生産を実現した「技術革新」と、世界と日本との間の技術の「交流」を主題とした近代の絹産業に関する遺産です。
日本が開発した生糸の大量生産技術は、かつて一部の特権階級のものであった絹を世界中の人々に広め、その生活や文化をさらに豊かなものに変えました。
http://worldheritage.pref.gunma.jp/ja/tkn/
シルクは18種類のアミノ酸(タンパク質)からできていますので、お肌との相性は抜群ですし、着心地も最高です!
でもこんなに繊細な糸ですから、取り扱いには細心の注意が必要です。シルクのネクタイや服を着ている時に食べこぼしが付いても、決してこすらないようにしてくださいね。
それから。
「真綿の布団」って言いますが、この真綿は「綿」(めん)ではなく「絹」のことです。
う~ん、気持ちいいでしょうね。ぐっすり寝られそうです。今でも手作りの真綿布団は作られていて滋賀県にも工場がありますが、こちらでも後継者不足が深刻なんだそうです。
![]() 洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中! |
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