明けましておめでとうございます!
新しい年になりました。
今年はどんな年になるのか、年明けは毎年わくわくして、楽しいですよね^^
今回は、そんな先の時間に希望を抱きつつ、だからこそ考えたい、ちょっとクールなお話を。
みなさんは、こちらのサイトは御存じでしょうか?
『COOL CHOICE』
https://funtoshare.env.go.jp/coolchoice/index.html昨年12月に開催の、「エコ・プロダクツ」にブース出展されてもいた、環境省のサイトですが、ここ年々加速している地球の温暖化に警鐘を鳴らすものです。
我々現代人は、ゆとりができてしまったゆえの、エネルギーを余計に消費しても気づかない時代に生きているのかもしれません。地球温暖化は年々進んでいても、ルーティンで終わる生活では、それに気づかないのかもしれません。
サイト上では、「余計なエネルギーを消費しないための工夫」が紹介されていて、衣服の面から見ると、インナーやアウターで体温調整をするウォームビズの実践がありますが、ここではもう少し広く、生活に関わるすべてのエネルギー消費についてフォローしています。
消費は悪とは言い切れませんが、消費をもう少し今までよりも、『選択したうえで』『選ぶ』=賢い選択(COOL CHOICE)。具体的には、暖房の温度を一度上げるなら、ウォームビズを徹底する。ラッピングは包装よりも、中身・想いで伝える。シェアオフィスで、空調のコストを下げると同時に、ビジネスのスピードも上げる、といったことです。
話は少しそれて個人的な話にはなりますが、私は人生の折り返し地点に来ている年齢のため、今後は食生活やライフスタイルを見直そうと思ってまして。
…ということは、地球がもし『人』であれば、同じことが言えるんだろうな~と。その時に思ったんですが、今までのやり方で問題が起きている、または起きそうなら、そのまえにHOW TOを変えていくというのは、『やったほうがいい』というよりは、『やるべきである』という答えに変わっていくはずです。
地球も人と同じように年々年をとっていますから、年齢に応じたケアが必要になるわけですよね。具体的には、2030年度の温室効果ガスの排出量を13年度比で26%削減するという目標達成のためにおこなう、国としての動きがありますが、弊社でおこなっている衣類リサイクル事業もその一環に入れていただければ幸いです。
現在渋谷の映画館UPLINKにて上映されている『トゥルーコスト』という映画を観に行きました。この作品上では、ファストファッションに代表される、大量生産のアパレル品の製造過程について、重大な問題があったために、結果、生産される服自体に目に見えない負荷がかかっている、という疑問を社会に投げかけています。
COOL CHOICEについても、トゥルーコストについても、強い訴えとしてあり、はっきりと誰の目にもわかるようになったことは、服を『大量に消費し、また生産する時代は終わった』ということなのかもしれません。すべてのモノについて生産自体は完全にはなくならないし、また無くしては人類が生きていけないと思いますが、その生産のスピードを、『過剰に』『量産』することでひずみが生じ、国を超えた様々な問題がこの地球上に起きている、という内容でした。
衣類に関する業種で一般的な人たちに近いところにいるのは、アパレル業界の方々や、我々クリーニング業界人だとは思いますが、その中でも、『服を製造する』『服をメンテナンスする』といった部分(それぞれの業界の裏方である工場部分)というのは、下支えの大変さとは反比例の、評価としては作業者が納得できるだけのものが提供されている現状とは言いにくいのかもしれません。
低炭素社会を作り上げるのは、すぐできる簡単なことではありません。ですが、あなたの身の周りで、温室効果ガス排出量を抑えるモノ・コトを探すことは、それほど難しいことではないと思います。
ちなみに私はビジネス上ではクリーニング業の傍ら、衣類リサイクルを実践していますが、もともとの性格としても、あまりモノを過剰に購入するほうではなく、また食べ物やさんに行っても、ほぼ自分が食べきれる量の食事しか注文しません。
自分の感覚として自然に、過剰に摂取することを避けてるんですね。こういう性格だから、これからの時代の衣類リサイクル事業に向いているのかもしれません(笑) すべての人が同じことをするのは難しいかもしれませんが、個人レベルでそれぞれが『低炭素社会を実現するにはどうしたらいいか?』ということを考えたら、地球上の人の数を考えると、ちょっとずつの歩みが、その未来を作り上げるのかもしれません。
地球は、あなたが思っているよりもずっとお年寄りで、さらに労わらなくてはいけない体になってきているということなんですね。
地球を人として考えればできることとは、何でしょうか。人間なら、体を温めること(食材・飲み物・環境・経絡・衣服面から見ればウォームビズ等)が健康への近道です。
では、あなたが今日から実現できるCOOL CHOICEは、一体なんでしょうか?
この記事を書いた人
榎本香代子 つるやクリーニング(清香株式会社)
さいたま市で80年以上続く、つるやクリーニングの四代目跡取り。通常の一般衣類クリーニングと並行して、衣類のリサイクルにも取り組んでいます(衣類買取・リユース・リサイクル・リメイク)。地域の中にある、衣類の洗いから循環までのニーズを受け止め活かす方法を、模索しています。
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