もうすぐ年末ですね。今年一年、あなたにとってはどんな一年だったでしょうか?
昨年は、年末にトリとして一年の最後にあたる大晦日に書かせていただいた記事がこちらです。
来たる2015年、洋服であなたの人生を変えてみませんか?この記事の中では、弊社で実践しているリサイクルについて触れさせていただきました。
衣類のリサイクルについては、自分が消費者なら、自分が来ていた服をどれくらいの価値にしてくれるのかを考える話だと思いますが、弊社は実践者なので、お客様から回収した後の衣類や、回収することの意味(特に衣類が多く集まるクリーニング店で行うこと)という側面からのお話になります。
クリーニング・アパレル関係なく衣類を集めることについては、誰しも『良い取り組みだ』と言われるかもしれませんが、しかしそれはなぜ『良い取り組み』と言えるのでしょうか?
それはつまり、本来処分されるはずの衣類ゴミの削減に繋がるからということなのですが、さらに深めていって、クリーニングやアパレルのその窓口の数が増えれば増えるほど、地域に貢献することになります。
それはなぜでしょうか。自治体の、衣類ゴミについての経費削減へと繋がるからです。
衣類ゴミの処分・処理は各地域の自治体がおこなっています。そして、自治体がおこなう、繊維製品の回収・処理・再利用(または再加工)には莫大な費用負担が生じます。その受け皿を増やすことが、自治体の負担を少しでも軽減させる道となるのだと思います。つまり、自治体の経費削減のお手伝いを、クリーニング店(もしくはアパレルショップ)ができることになります。
もちろんこのクリーニング事業が展開するリサイクルについては、未来のクリーニング(もしくはアパレル)のひとつの形として、私が持つ強いイメージではあります。もちろん、クリーニング業界内で、時代を引き継ぐ人たちの新しい取り組みが全国のあちらこちらで展開されていることも知っています。
そして四代目として、クリーニング業界の一員の私はといえば、今年はさいたま市で地域を盛り上げる『さいたま市ニュービジネス大賞2015』に於いて、[コミュニティビジネス賞]を受賞することができました。今までの実践の積み重ねと、さらに積み上げたことのブラッシュアップを今後も継続しながら、その具体的な方法を形作っていきたいと、思っております。
この記事を書いた人
榎本香代子 つるやクリーニング(清香株式会社)
さいたま市で80年以上続く、つるやクリーニングの四代目跡取り。通常の一般衣類クリーニングと並行して、衣類のリサイクルにも取り組んでいます(衣類買取・リユース・リサイクル・リメイク)。地域の中にある、衣類の洗いから循環までのニーズを受け止め活かす方法を、模索しています。
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