昨日6日は二十四節気の立夏でした。ここ数日、ほぼ全国で晴れて暦通りの夏の陽気ですね。
そしていよいよ汗との戦いの季節到来です。
長いGWが明け、例えば今日から通勤電車でご出勤 という方がまず日常的に目にするのが、つり革につかまる人のワキの下。本人以上に気になるシーンでは?
そしてテレビを見れば、憧れの芸能人やアイドルのワキの下が汗ばんでいると、思わず目をふさぎたく・・・いや、すぐに飛んで行って拭いてあげたくなりません?(笑)
*参考記事⇒芸能人のワキ汗画像- NAVER まとめ
それから、某放送局女子アナが一生懸命に解説している姿も然り。
ご自身やスタッフが対処する前に視聴者からご指摘がくるのは、もはやお約束でしょうか。
*出典元:NHK有働由美子アナ、わき汗対策で半袖にしたらまた視聴者からクレーム受け謝罪
テレビに出てる人も、本当はそんな姿をお茶の間の皆さんに見せたくて見せてるわけじゃないでしょう。ほんと気の毒になっちゃいます。(え?もしかしてわざとだったり!?)
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電車内や人混みなど
マスク着用を気にする場面など「エチケット用」として最適
呼吸がしやすく、蒸れないクールエアマスク「Be*AIR」
ワキ汗を抑えるアイテムといえば、まず思い浮かべるのが制汗剤でしょうか?この季節のドラッグストアでは、制汗剤専用コーナーも設置されているほどに、各メーカーから様々な種類の制汗剤が発売されています。
そんなドラッグストアなどで販売されている、一般的な制汗剤5種類についてご紹介します。
1.スプレータイプ
一度で広範囲に、片手で簡単に使うことができ、一緒に首にも使えるので脇汗だけに固執しない
2.ロールオンタイプ
脇にコロコロと薬剤を塗り込むので、脇汗、臭いを抑える効果が高いとされている
3.クリーム・ジェルタイプ
ノビがよくて肌にしっかり塗布できるので、脇汗対策の制汗剤として人気が高いタイプ
4.スティックタイプ
脇汗だけでなく、わきがで悩む人にも人気
5.シートタイプ
パウダーが付いているので、脇にサラサラ感を好む人におすすめ
*出典:脇汗を止める
しかしながらこの「制汗剤」は汗を抑えるメリットばかりでなく、デメリットもあるようです。
私たちの肌に、そして着用する衣類に、どのような影響があるのでしょう?
まず、制汗剤が制汗(汗を抑える)するメカニズムを説明しましょう。
制汗剤には汗を抑える「収れん剤」と、雑菌を抑える「抗菌剤」が含まれています。そして、香り成分でワキの臭いを誤魔化しながら消臭するもの、臭いの元となる雑菌を殺菌するものなどがあります。いずれにしても共通しているのは、パウダーによって汗腺にフタをするという仕組みです。
*出典元:スキンケア大学/制汗剤の多用は肌トラブルを招く
*出典元:Ban 汗ブロックロールオン「汗ジミ気にしない」篇/15秒/ライオン
汗腺にフタをすれば汗の分泌が抑え込める!と思われますが、分泌される汗が多すぎると溢れ出てしまいますし、一般的に効果の高いものは、お肌に負担を与えてしまいます。
*出典元:スキンケア大学/制汗剤の多用は肌トラブルを招く
また、かゆみやかぶれが出たり、色素沈着することも。長期間使うと効果がなくなることがあり、制汗剤やデオドラント製品の使用は最小限にするようにと書かれています。
*出典元:http://わきが治療法・対策法の比較.com/wakigataisaku/seikankikennsei.html
汗で衣類のワキの部分が黄色くシミになったことはありませんか?
*画像提供・・・マミークリーニング様より
このように、大切なお洋服に致命的なシミがついてしまい、着るのをためらったりしたことはありませんか?
ワキ汗のシミは何故黄色くなるのでしょう?
●脇の下の汗が黄色くなる原因
1.ワキガ
汗腺の種類には「エクリン腺」と「アポクリン腺」があります。「エクリン腺」は全身に「アポクリン腺」は主に脇にあります。
この「アポクリン腺」という汗腺から分泌される汗が細菌などに汚染されて発生する刺激臭のことをワキガ(腋臭症)といい、「アポクリン腺」から分泌される汗の中にある「リポフスチン」という色素が黄色くなる原因です。
2. 制汗剤(デオドラント剤)
体質に合わない制汗剤(デオドラント剤)を使うと、汗と反応して黄色い色が出るのだそうです。
3.汗腺機能の低下
汗腺の機能が低下すると、汗の中に血中のミネラルが溢れだして汗が黄色くなります。
4. 精神的緊張
精神的な緊張は脇の下からの発汗量を増やし、それが濃縮されると黄色いシミになることがあります。
*出典元:わきの下から出る汗が「黄色くなる」原因ってなんなの? - NAVER まとめ
このように、ワキ汗が黄色くなるには、様々な原因がありますが、なんと!制汗剤にも原因があったなんて!
これはやはり肌に対するデメリットも考えれば安易に頼り過ぎないようにしたいですね。
では、制汗剤に頼らずして、汗じみを衣類に付けないようにするためには、一番手っ取り早いと言えば汗取りパットでしょうか。衣類のワキに貼るタイプと、インナータイプがありますよね。
筆者自身はやはりこれまでの調査結果を鑑み、できるだけノンケミカルを心掛けてインナータイプの方を多く利用していますし、貼るタイプもTPOに合わせて取り入れています。
貼るタイプの汗取りパッドについては、こちらサイトにとても興味深い実験結果が掲載されていましたのでご紹介しましょう。
⇒【実験】ワキ汗パット(汗取りパッド)の吸水量を比較する
ネット上で検索すると、ワキ汗の黄色いシミを家庭で取る方法がいくつか書かれていますが、しみ抜きにはリスクが伴います。失敗を覚悟で行ってください。
もし、大切なお洋服をダメにしたくないならば、潔く(!)プロにお任せするのが賢明でしょう。
先ほどの「制汗剤・・・衣類に対するデメリット」の項で紹介しましたワキ汗の黄色くなったシミも、ご覧のようにプロのワザで綺麗によみがえりますよ。
画像提供・・・マミークリーニング様より
<文/Yuka Fukusawa>
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![]() クリーニングフクサワ スタッフ おわら風の盆で有名な富山市八尾町で家業のクリーニング店に従事。店頭や配達先でお客様に衣類のお手入れ方法を少しでも分かりやすくご説明したくて日々勉強中。クリーニング師、クリーニングアシスタントアドバイザー オフィシャルサイト http://www.fukusawa.jp |
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