1月20日大寒が過ぎました。この時期は読んで字のごとく、1年で最も寒い時期です。
そんな時、じっとしてるだけでは人は汗をかくイメージはありませんが、寒い時ほど実はわかりにくく汗をかいていて、しかも夏、暑いときにかく汗より濃度が高いのだとか。
血管から血液をくみ取って汗腺から出たものが、汗。このとき機能の高い(=よく使われている)汗腺は血液に含まれるミネラルやアンモニアを血管に再吸収させ、水に近い汗を出す。
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電車内や人混みなど
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一方、機能が衰えた(=使用頻度が低い)汗腺はこの再吸収をうまくできず、血液中の成分が多い濃度の高い汗を出す。つまりミネラルやアンモニアなど、におい成分が多くなるのだとか。
セーターやコートなどの、汗が蒸発しにくい衣類を着ていることも、要因の一つのようです(かといって、着ないわけにはいきませんが)。
ワイシャツやTシャツ、下着など、肌に直接接触する衣類に、においがつく汗が付いた場合は、なかなかそのにおいも取れにくくなってしまうこともあるかもしれません。
汗をかかないと汗腺の機能が衰え、においがある汗を書きやすくなってしまう。であれば、まずは日常生活の中で汗をかくことが少ない寒い季節だからこそ、入浴や有酸素運動で積極的に汗をかき、汗腺を働かせることが、冬の汗対策にも繋がりますね。
大寒より前の、小寒とあわせた約30日間は“寒の内”と呼ばれ、低音で雑菌が繁殖しにくいこの時期は、酒や味噌、醤油をしこむのにも適しています。寒の内に汲んだ“寒の水”で仕込んだものは、通の舌をうならせる仕上がりになるのだとか。ともなれば、きびしい寒さも辛いだけではないと感じられそうです。
寒いうちに食とライフスタイルを見直した健康的な生活を定着させるのは、着ている服の健康にとっても良さそうですね。
この記事を書いた人
榎本香代子 つるやクリーニング(清香株式会社)
さいたま市で80年以上続く、つるやクリーニングの四代目跡取り。通常の一般衣類クリーニングと並行して、衣類のリサイクルにも取り組んでいます(衣類買取・リユース・リサイクル・リメイク)。地域の中にある、衣類の洗いから循環までのニーズを受け止め活かす方法を、模索しています。
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