熱中症対策に飲むスポーツドリンクで注意すること
本当に!暑い日が続いています。
ニュースや天気予報などでも「熱中症対策にこまめな水分補給をしてください」とよく聞きます。
その際に飲まれることが多いのがスポーツドリンクですね。スポーツドリンクにはナトリウムやカリウムが入っているので、適度な塩分が一緒に摂れるので便利です。
ここで気をつけたいのが、意外と知られていない「スポーツドリンクのpH」です。
pH(計量法では「ピーエッチ」、その他の読み方として「ペーハー」「ピーエイチ」)とは、水溶液の水素イオン指数を1から14までの数字で表しています。
〈参考〉
1・・・塩酸。非常に強い酸性
7・・・水。中性
7.4・・・人間の血液。ほぼ中性
13.5・・塩素系漂白剤。強アルカリ性
スポーツドリンクのpHはおよそ3.4で酸性です。
飲み物のpHで酸性なものは多くあります。
コーラ:2.0
酎ハイ:2.5
ワイン:3.3~3.8
野菜ジュース:3.9
ビール:4.0~4.3
日本酒:4.4~4.9
主なものを見ただけでも酸性なのがわかります。
起きている時は唾液の働きで中性になるようになっていますが、それでもダラダラ飲みや寝る前・夜中の酸性の飲み物は口の中が酸性になりやすく要注意です。
そうなると歯のエナメル質も溶かしかねません。(「酸蝕歯」と言います)そんな時は飲食後の歯磨きや食習慣を見直すことが必要です。
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電車内や人混みなど
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例えは、pH3.4のスポーツドリンクが服にこぼれてしまった!という時、そのままにしておいたらどうなるのでしょうか?
実験してみましょう
(実験1)綿100%の緑色のハンカチと
(実験2)綿35%、ポリエステル60%、ポリウレタン5%の黒のインナーに
スポーツドリンク15ml(大さじ1)をかけてみました。
綿100%に比べて、さすがにポリエステルなどが混紡されているとなかなか吸収しません。
このまま12時間放置します。
綿100%のハンカチは写真ではわかりにくいですが心なしか色が薄くなったようにも思いますが、両方とも変化ナシです。
残念ながら12時間では目に見える色の変化はわかりませんでしたが、ここには明らかに塩分などミネラルや糖分が付着しています。
飲み物など濡れた時は目立っても乾くとわからなくなるのでうっかり放置されることもあるかもしれませんが、時間が経つと色落ちしたり、生地が傷んだりしますのでなるべく早く洗いましょう。
また、夏の強い紫外線と汗汚れが重なると、色落ちの危険性がかなり高くなります。
こちらもこまめなお手入れと、干し方(裏向けて陰干し、長時間干し過ぎないなど)にも注意してくださいね。
![]() 洋裁や手芸が大好きな生粋の関西人♪ 繊維製品品質管理士の資格を活かすべく地道に奮闘中! |
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